「事実」という武器を取れ――世界が共有すべき言葉
2016年1月6日付産経新聞「正論」欄、および月刊Will掲載の櫻井よしこ論文は、筆者が世界に伝えたかった核心と寸分違わぬ内容であった。虚偽と捏造が横行する世界において、事実を武器にする真の言論人の登場が、日本と世界にもたらした意味を論じる。
2016-02-06
1月6日の産経新聞17ページを取って置いた。
「正論」の欄に掲載された西岡力・東京基督教大学教授の論文のある部分を、世界に発信しなければと思ったからである。
朝日新聞の購読を止めて以来、私が言及して来た読むべし月刊誌を欠かさず購読している親友が、今月号の「Will」は最初から良いよと言っていた通りだった。
巻頭のコラム群を読み進めて本文に入った。
今月号のトップバッターは、「事実」という武器をとれ!と題した、櫻井よしこさんの論文である。
私は驚いた。
何故なら、私が世界に伝えたかったことを、彼女は寸分たがわず書いていたからである。
♪Out the blue♪と歌いだすジョン・レノンの歌そのものだった。
つまり櫻井よしこさんは、私と全く同じ頭脳を持っていると言っても過言ではない。
一昨年の8月までは、朝日新聞などの購読者は皆、彼女を右寄りの人だと思い込まされていたはずである。
♪Out the blue♪、世界は彼女の真の姿を知った。
それは日本と世界にとって、これ以上ない慶事だった。
でたらめと嘘が横行していた世界に、本当の本物が、その光を放ちだしたのである。
アレクシス・ダデンやキャロル・グラック、そして同じ情報源に操作され続けて来たNYTやドイツの有力紙の反日記者たちとは正反対の場所に、彼女は立っている。
21世紀の、世界の宝であり、真実である。
同様に、2010年7月という、あまりにも遅すぎた私の登場――文明のターンテーブルが世に出現した時――もまた、日本と世界の中枢にとって、♪Out the blue♪だったはずである。
私はそのことを確信している。