ワシントンのシンクタンクと中国の籠絡工作――「善意」に見えるものが最も危うい理由

ワシントンの有力シンクタンクや政策人脈の場にも、中国による巧妙な籠絡が深く入り込んでいる。米国生まれ・米国育ちで英語を自在に操る中国系人材、元共和党・民主党政権の高官経験者、名門大学院出身の博士たちが、自然な形で人間関係を築いていく。その多くは善良で魅力的な人物に見え、「悪意があるはずがない」と感じさせる。しかし、中国共産党は個人の経歴や家系にまで遡る徹底した情報収集を行い、長期的に影響力を浸透させていく。その現実が具体例とともに語られている。

例えばワシントンにもね、私、ブルッキングさんのCSISっていうね、シンクタンクあるじゃないですか。
だから、その支局長だったからインビテーションカードがきて、朝飯会ができて、バーって。
私が断ったら次の支局長に来なくなっちゃうからって言ってね。
もう眠いけど、二日酔い我慢して行ったりしてね。
いますよ、中国人。
アメリカ生まれのアメリカ育ちの英語ネイティブの中国人がね。
よろしくね、そこのシンクタンクの教授たち…前の共和党時代だとか、民主党時代のね、なんとか局長代理補佐みたいなやったような幹部たちですよね。
よろしくやってるわけですよ。
みんないい人ですよ。美女、美男、ハンサム。
で、向こうの大学院出て、博士です、なんてやっちゃっててさ。
なかなか立派なもんでね。よろしくおね。すみません。名前であるわけですけれども。いや、本当にあの、籠絡されますって。こんないい人がね、悪い事企むわけがないってね。
はい、私は思いませんよ。
二桁違うのが来たらわかんない。それは冗談ですけれども。
いや本当にね、篭絡されてるんですって。そりゃそうですよね、人間ですもんね。で、自分の先祖まで遡って来ますからね。
公安外事のね、警察みたいなことやるから。
それこそあの、1972年に日中国交正常化で田中角栄が無効に四泊五泊言ったじゃないですか。
あの時だって、あの有名な話があって、朝ごはん食べようとしたら、うん、白い米と味噌汁が途上国ですよ。ほら、味噌汁が出てきた。その味噌汁がですね、新潟の自分の実家で食べてる味噌汁と同じだったってね。
そこまで気を遣ってもらったなんて言うんだけど、そこまでね、身辺に情報が漏れるような手を回してるって話なんだけれども、そういうことやるわけですよ、中国は。
共産党は。
あれ、やられるって、岩屋さんだって。一発でイチコロだ、田舎政治家は、本当に。
「ということで岡田克也さんもね、まあ、岡田克也さんは、まあイオンだからわかりやすいですけど。
中略。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください