為替先物と日経先物— 外資が絶対的利益を得られる「世界一単純な市場」—
東証は日々の売買高の約70%を外資が占める市場であり、為替先物で円高に振り、日経先物で空売りを仕掛けるだけで莫大な利益が確実に得られる構造を持つ。今回の大暴落は中国ファンドと外資の利害が一致した共同作戦であった可能性を論じる。
2016-02-16
東証は、最も確実に絶対的な利益を出せる市場である。
日々の売買高の約70%を外資が占めている市場だからだ。
つまり、外資が完全に牛耳っている。
為替先物で円高に振る。
同時に日経先物で空売りをかける。
それだけで、間違いなく莫大な利益が出る市場なのである。
外資は日本で確実にヘッジをかけ、利益を得る。
そして新興市場でハイリスク・ハイリターンの勝負に出て勝つ。
こうして、ぼろ儲けを続けてきた。
今回の東証大暴落は、中国のファンドだけでは説明できない。
外資と利害を一致させた共同作戦だった。
私はこの仮説を、今日、確信したのである。