意味不明な言葉が示すもの――民主党・中川正春発言を読む

民主党政権期から続く発言の異様さ。中川正春氏の言葉に感じた違和感は、日本人の精神や政治文化との断絶そのものだった。友人たちの率直な反応と、朝日新聞の記事を手がかりに、政党と政治家の資質を問う。

2016-02-18

以下の記事を読んだ友人の中に、女性が二人いた。
一人は朝日新聞の購読者で、朝日の記事で読んだと言う。
もう一人は、ネットの記事で読んだと言う。
お二方がそれぞれに言ったことは、「こういう政党が政権を執ったことがあるだけでもおぞましい」「どうしようもない政党である。消滅した方が良い」というものだった。
それで、私は読んでみたのだが、この男、中川正春という名前を見て思い出した。
「ああ、あの男か」と。
民主党が政権を執っていた頃、その発言内容の意味不明さに、「これでよく政治家がやっていられるな」と思ったことがある。
それを、こうして書き出した頃に、一度書いたことがあるのだ。
この男の考え方は、日本人の感覚ではないと、私は瞬時に思った。
それにしても民主党には、最低に見ても千四百年以上に渡って哲学と文化を育んできた日本人の精神を持たない者が多すぎる。
日本名ではない名前を名乗っている人間すらいるのだから、本当にぞっとする人間たちの集団である。
以下が、その記事である。
昨日の朝日新聞四ページの小さな囲み記事からである。

「首相の睡眠障害勝ち取る」民主・中川氏
甘利氏欠席理由に関連し発言

現金授受問題で閣僚を辞任した甘利明・前経済再生相が「睡眠障害」のため、一か月の自宅療養が必要と診断された。
十六日の衆院議院運営委員会理事会で自民党が明らかにした。
甘利氏は辞任した先月二十八日以降、国会に出ておらず、野党側が理由をただしたところ、自民党が今月十五日付の診断書をもとに欠席理由を説明した。
野党は甘利氏の国会招致を求めているが、与党国対幹部は「無理やり国会に連れてくるということは無理だろう」と語る。
これに関連して民主党の中川正春・元文部科学相は十六日の党代議士会で、「(与党に)攻勢をかけていくときだ。(安倍晋三)首相の睡眠障害を勝ち取りましょう」と発言した。
中川氏はその後、朝日新聞の取材に「誤解を招いたとしたら反省しなければいけない」と話した。

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