「津波でやられたところで太陽光を」――民主党政権と全面講和派の正体

『Voice』3月号掲載の渡部昇一・日下公人対談を通じ、原発停止の真相、民主党政権と民団の関係、外国人参政権問題、そして戦後日本の「全面講和派」という政治的系譜を検証する。日本の主権と国益を損ねてきた構造を明らかにする論考。

2016-02-22

日本有数の読書家でもある友人と待ち合わせて書店に行き、PHP研究所発行の『Voice』3月号(780円)を買った。
スタバに寄って読んだのだが、今月号も、日本国民全員が読まなければならない論文が満載なのである。
私はそれこそ一心不乱に読んでいた。
私は特に、朝日等を購読し、彼らのテレビ局の報道番組を観て事象を判断している人たちは、全員購読すべきだと確信する。
その論文群の内容は、凄いとしか形容しようがないのだから。
友人は、櫻井よしこさんとともに、一昨年8月以来、真の姿を私のような朝日新聞購読者に現した、渡部昇一さんと日下公人さんの対談集『日本人への遺言』(徳間書店、1,300円)を読んでいた。
一心不乱に『Voice』3月号を読んでいた私に、友人が、ここを読んでください、と差し出した箇所は、まさに私の論説に関わるだけではなく、日本国民なら誰でも怒りを覚えることが書いてあったのである。
題字以外の文中強調は私。
民主党の正体は戦後の「全面講和派」にあり。
渡部、原発稼働に話を戻すと、菅政権は慌てて一挙に日本中の原発を停めてしまったが、停める必要は全然なかったと考えている。
原発を稼働させながらでも安全策はいくらでも強化できたし、千年に一度の大地震がすぐ起こるはずもないのだから、稼働させながら防波堤の嵩上げは可能だったと思う。
それなのに一挙に停めてしまったのはなぜかというと、これは噂で真偽は確かではないが、ソフトバンクの孫正義さんが菅直人さんに、「津波でやられたところで太陽光発電をやりましょう」とささやいたからだという説がある。
もし本当だとすれば、実に悪質な話である。
日下、もしそうなら二人は日本に対する愛国心がないからだ。
そういう人が首相になったり社長になったりするのを許している日本という国は、実に不思議な国だ。
渡部、そもそも民主党政権というのは、ある程度、民団に牛耳られた政権だった。
民団の人たちが民主党の選挙を手伝い、民主党幹部がそのお礼に駆けつけるなど、怪しげなところが見えた。
それは単なる憶測ではない。
2010年1月12日、都内のホテルで開かれた民団中央本部の新年パーティーで、赤松広隆農水相は、投票権はないが支援を受けて308議席を獲得できたと感謝を述べ、外国人参政権問題の解決を約束した。
在日とはいえ、選挙権を持たない外国人相手に公約を語ること自体がおかしい。
それが民主党の正体なのだろう。
民主党は、さかのぼれば社会党系であり、戦後の全面講和派である。
日本の政治的諸悪の根源には、この全面講和派の流れがあったと言えるのではないか。
全面講和にこだわれば、49か国との講和条約は結べず、日本は占領下に置かれ続けた。
それにもかかわらず、彼らは全面講和を叫んだ。
明らかに政治的な悪である。
以下は、ぜひ購読してほしい。
この本は、あなたにとって、本当にためになる本だから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください