「女性の尊厳」ではなく「男性の尊厳」

慰安婦問題の議論において一方的に欠落してきた「男性の尊厳」という視点を提示し、軍関与論の論理的破綻と被害者・加害者の固定図式を批判する。

2016-02-27

以下は前章の続きである。
「私たちは現場へ行って見てきましたが、彼女たちが営業させられていた場所は、たいてい司令部の隣か裏あたりにありました。
これを見ても、軍の関与は明らかです」
そう言われたので、私はすかさず「違います」と言った。
「彼女たちのほうから司令部の近くへ寄って行ったのです。
司令部の近くは安全だからです。
そんなことは当たり前でしょう。
軍の秩序を頼って、そこで開業していたというのが正解です」
このようにして左翼系の東大教授たちを攪乱すると、彼らは全滅状態に陥った。
そして最後に、「問題は女性の尊厳です」と言い出したので、間髪を入れず「違います。男性の尊厳です」と言い返した。
慰安婦問題の議論を見ていると、「男の尊厳」という視点がどこにも存在しない。
女性は被害者、男性は加害者という図式しか提示されていないのである。
この稿続く。

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