南シナ海の正体と日本を狙う構図— 無償で書かれた警告を神だけは知っている —
南シナ海をめぐる中国共産党の行動の真の標的が日本であることを明らかにし、反原発運動やメディア操作を含む戦後日本の致命的な脆弱性を告発する論考。
2016-02-27
先日、快晴だったから、我が家の庭である嵐山へ向かった。
帰りの車中でのことである。
なぜ中国は、あのような形で南沙諸島に異様なまでに拘るのかという、これまで漠然と考えていた疑問に対し、突然、共産党の一党独裁者たちの真意に気づいた。
彼らの真意と、我が国の朝日などのメディア、それを購読して育ってきた、いわゆる文化人、政党、日弁連、そして市民団体の態様が、一瞬にして重なって見えた。
私は本当にぞっとした。
だから、ヒラリー・クリントンのお粗末さについて書いた章では、朝日新聞を徹底的に罵倒したのである。
南シナ海が国家の死命を制する最重要航路となるのは、石油資源を持たない日本である。
つまり、中国共産党の一党独裁者たちが南沙諸島で行っている悪辣な行為の真のターゲットは、日本だったのである。
周辺国は、彼らの世界観から見れば取るに足らない小国であり、それにしては行動があまりにも大がかりすぎる。
一体、何のために、これほど悪辣な行為を続けているのか。
多くの日本国民も、私と同じように漠然と感じていたはずだ。
だが、朝日などの購読者は、そうした疑問すら抱いていなかったはずである。
だからこそ、原発反対などという戯けた主張を平然と口にできたのである。
南シナ海の航海権と航空権を、なぜ敢えて手中に収めようとしているのか。
南シナ海は誰にとって死活的な海域なのか。
朝日などに完全に洗脳され、もはや廃人同然の人間以外は、即座に理解できるはずだ。
世界のエネルギー源はいまなお石油であり、日本は産油国ではない。
日本は中東にエネルギーを依存している。
南シナ海を抑えられれば、壊滅的な被害を受けるのは日本である。
中国共産党は、日本がなぜ米国と戦争を始めたのか、日本軍がなぜ敗北したのかを、朝日などに同調する愚か者たちとは違い、正確に理解している。
菅直人、孫正義、福島瑞穂とその夫、そして朝日新聞などのメディアが始めた原発即時全面停止と反原発運動。
彼らが中国共産党の一党独裁者たちに完全に操縦されていたことに、まともな頭脳を持つ人間なら気づくはずである。
それが共産党独裁者たちの思考構造であり、GHQに洗脳され、自国防衛の観念すら失った日本の姿が、いかに愚かで幼稚であったかを、中国の南シナ海での行動は示している。
中国共産党は、日本が原発を完全停止し、エネルギー面で丸裸になった隙を突き、野望の実現に動き出したのである。
反日プロパガンダ、彼らの言葉でいう抗日を、日本と日本人に対して執拗に用い続けてきた。
そして世界はこれを黙認してきた。
それが戦後七十年の現実であり、国連の正体である。
日本と日本人が、生死をかけてこの事実に気づくべき時は、とうに来ている。