これぞ新聞記事である— 朴槿恵罷免と北朝鮮テロの原点 —
2017年3月29日。産経夕刊に掲載された論文を紹介し、朝日新聞読者を含む多くの日本人が初めて知るであろう歴史的事実を提示する。朴槿恵前大統領罷免の背景を、大阪で起きた1974年の事件にまで遡って検証し、北朝鮮と朝鮮総連の関与を明らかにする。
2017-03-29
以下が昨日の産経夕刊に掲載された論文である。
私と同様に、殆どの日本人が(朝日新聞の購読者は全員が)初めて知る事実の数々である。
同時に愕然とする事実の数々、つまり、これぞ新聞記事である。
見出し以外の文中強調は私。
朴前大統領罷免と北のテロ
「冷戦」の脅威に備えているか
それは大阪から始まった
韓国の朴槿恵氏が国政介入事件で大統領を罷免された。
歴史的展開の末、次期大統領には左派の野党候補が有力で、「親北政権」が誕生する可能性が出てきた。
今回の韓国の「政変」を、時間をさかのぼってみていくと43年前、大阪で発生した事件につながる。
朝鮮半島全体が北朝鮮化して核ミサイルを持つ反日国家になるという最悪の状況さえ、懸念されるいまこそ教訓とすべきことがその事件は示唆しているといっていい。
昭和49(1974)年7月18日、大阪・ミナミの繁華街の外れにある大阪府警南署高津派出所(現交番)から拳銃が盗まれ、約1ヵ月後の8月15日、その拳銃がソウルで火を噴いた。
狙われたのは、光復節の式典で演説中の朴正熈大統領(当時)。
朴槿恵氏の父だ。
朴正煕氏は無事だったが、陸英修夫人が死亡した。
母を失った朴槿恵氏に取り入ったのが宗教家の崔太敏氏で、その娘が、朴槿恵氏の親友として国政介入事件で起訴されている崔順実被告である。
朴槿恵氏と崔被告との関係の原点は、朴大統領狙撃事件だった。
狙撃事件は、韓国の「赤化」を狙う北朝鮮のテロだった。
現場で取り押さえられた犯人は、大阪で生まれ育った22歳の在日韓国人、文世光・元死刑囚。
韓国当局の調べに、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)大阪市生野西支部政治部長から朴大統領暗殺の指令を受け、資金も提供されたこと北朝鮮や総連の工作・指示を詳述。
事件から約4ヵ月後に死刑が執行された。
北朝鮮や総連は当時、狙撃事件への関与を強硬に否定したが、2002年に訪朝した朴槿恵氏に、金正日総書記が北朝鮮の関与を認めて謝罪した。
この稿続く。