報道の物量が隠す真の危機— 朝鮮半島と尖閣が消される理由 —

2017年3月28日。森友学園報道に象徴されるメディアスクラムが、印象操作によって空気を醸成し、本来報道されるべき朝鮮半島および尖閣諸島の危機情報を覆い隠している構造を指摘する論考。

2017-03-28
以下は前章の次の巻頭コラムの最後の部分からである。
この論文もまた、これぞ正論の見本である。
前文略。
トランプ大統領がNYタイムズ、CNNという米民主党の宣伝機関のようなメディアと選挙戦から戦い、大統領就任後もメディアとの戦いが続いている状況と、安倍政権VSメディアの対立は、実にパラレルなのである。
森友学園騒動は、まさに〈空気〉を醸成させるためにメディアが仕組んだメディアスクラムと、無知で差別的な教育内容批判が異なったレベルで混ざり合って増幅された。
それが少なくとも一か月以上も続いている。
問題は非常に単純で、森友学園が開校する予定だった小学校の許認可に政治の関与があったのかどうか、国有地の払い下げ価格が適正であったかどうか、それだけが問われればいい。
ところが、森友学園の幼稚園が「教育勅語」を暗唱させている、「安倍総理頑張れ!」という言葉を園児たちに叫ばせている、と全く異なった次元の話が意図的に混淆されて、まさに日本を憎悪する〈ヘイト報道〉が展開されている。
「教育勅語」や現職総理への応援メッセージには何の罪もなく、事実とすれば申請の手続去に罪があった。
ましてや、稲田防衛大臣が十年前に弁護士として裁判にかかわったことに問題があるわけがない。
それを問題視するために連日連夜、圧倒的な報道の物量で受け手への印象操作を行っている。
その代わりに、本来報道されるべき朝鮮半島や尖閣の危機情報が隠蔽されている。

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