諜報工作の本質は驚くほど単純である— 日本が「スパイ天国」と化した構造 —
李相哲氏の論文を手がかりに、諜報工作の基本構造と、日本が世界に類例のない「スパイ天国」となった現実を検証する。市民団体・労組・知識人ネットワークの乗っ取り、世論操作の単純さと有効性を明らかにする。
2017-04-05
私は昨日、4月1日に発売された月刊誌**正論に掲載された李相哲氏の論文を抜粋して紹介した。
彼の論文は、日本が世界に類例のないほどのスパイ天国であるという私の指摘が正鵠を射ていたことを証明している。
私は、テレビ朝日の報道姿勢に日本に対する憎しみがあること、朝日新聞の論説、とりわけ社説に日本に対する憎しみがあること、そしてそれが最も明瞭に現れているのが素粒子欄の筆者たちの言動であることを世界に初めて知らせた。
これまで事あるごとに国連に出向いて日本を誹謗中傷させる人権勧告を連発させ、反原発や反安保条約運動の旗を振る日弁連にも、日本に対する憎しみがあると書くべきだったことは慧眼の士には分かっていたはずだ。
本日の産経新聞フロントページは、その符牒を見事に示す特集であり、日弁連の活動と実態を世界で初めて明らかにした。
日本国民全員と世界中の人々、とりわけ国連人権委員会に関わる者たちが知るべき事実が、初めて白日の下に晒されたのである。
諜報機関の工作活動とは、実は驚くほど単純であることが、ここでも証明されている。
以下は、4月1日発売の月刊誌正論に掲載された「朴政権は親北派を潰そうとした…」と題する李相哲**氏の論文からの抜粋である。
見出し以外の文中強調は私。
4月1日発売された月刊誌正論に「朴政権は親北派を潰そうとした…」と題して掲載されている龍谷大学教授李相哲氏の論文からの抜粋である。
前文略
2000以上の労働組合が加入する民労総を、朴政権は労働団体というより政治団体とみなしていた。
民労総は、韓国を米国の植民地、北朝鮮の核は「米国に対抗して社会主義を守るためのもの」、ミサイル発射実験は「人工衛星技術」と称賛する(民労総発刊の『労働者統一教科書』による)など、反米・親北朝鮮性向の強い団体だ。
民労総のように「労働者の権利」を標榜する団体は、北朝鮮寄りの運動圏の人々に牛耳られ、彼らを裏で支えているのが一般市民を装い暗躍する北朝鮮工作員だ。
さらに衝撃的なのは、韓国国会に工作員まがいの議員が進出していて、これら「市民団体」を支援しているという実態だ。
反米・親北勢力の恨みを買う
朴政権発足後まもない8月に逮捕された統合進歩党所属の比例代表、李石基議員は「北朝鮮の主体思想を理念とする地下革命組織RO(Revolut10naryOrganizat10n)を組織、有事の際、北朝鮮に呼応して韓国国内で「武器庫・通信・油流施設など国家基幹施設破壊をし、人命殺傷を謀議した」(起訴状)というから驚く。
「韓国には5万人の北朝鮮工作員が潜伏、暗躍している」という。
北朝鮮政権中枢で国際業務を担当した黄長燁(97年韓国に亡命)の証言だ。
内乱を企てた罪で逮捕され服役中の李石基のように、北朝鮮追従勢力はいまや国会にも進出している。
これら市民運動家、政治活動家を装う人々は各種市民団体を乗っ取り、善良な市民を抱き込み、団体を操縦してことあるたびに政権に揺さぶりをかける。
それを側面で支援するのが北朝鮮に「恩義」を着せられ、負い目を感じる、世論形成に絶大な影響力をもつ知識人・文化人・一部の法曹関係者だ。
以上は、先日発売された月刊誌正論に「朴政権は親北派を潰そうとした…」と題して掲載されている龍谷大学教授李相哲氏の論文からの抜粋である。見出し以外の文中強調は私。
この章が日本の実態を書いたものではないと誰が言えようか?
というよりも日本の実態そのものでもあると言った方が正しいのである。