釜山慰安婦像と沈黙する新聞――『朝日新聞』の責任。
釜山の日本領事館前に設置された慰安婦像をめぐり、抗議の本質を無視して駐韓大使帰任を主張する日本メディア、とりわけ『朝日新聞』の姿勢を厳しく批判する対談。
2017-04-18
以下は前章の続きである。
石平。
韓国で新政権が誕生するということで、『朝日新聞』『毎日新聞』『京都新聞』などが社説を一斉に出して、「今こそ駐韓大使を帰任させるべきだ」と言っている。
しかし、なぜ駐韓大使が一時帰国をしているかといえば、釜山の日本領事館前で慰安婦像を新たに建てたことに対する抗議である。
まずは釜山の慰安婦像を韓国は撤去しなければならない。
ところが、先ほどの新聞社はどこも「撤去すべきだ」とは一行も書かない。
腹が立ちますよ。
百田尚樹。
田原総一朗さんも「早く韓国に戻すべきだ」と言いましたね。
田原さん、あなたは韓国のエージェントですか。
慰安婦像のみならず、徴用工像まで建てようとする動きもある。
韓国は慰安婦像を世界中で建てようとしている。
この記念碑は、実はテレビや新聞より、もっと恐ろしい。
かつて日本軍が朝鮮人女性二十万人を陵辱したという話はウソである。
しかし記念碑として半永久的に残ってしまえば、その町に住む子供たちはそれをずっと見続けることになる。
これは非常に深刻な問題である。
この問題の火付け役となった『朝日新聞』は、「釜山の慰安婦像を撤去しろ」とはひと言も書かない。
もはや日本の新聞社ではない。
この稿続く。