甘利明が語る安倍晋三という政治家の資質と歴史的使命

甘利明が、武田信玄の家臣・甘利虎泰の精神を引きつつ、自身の政治姿勢と安倍晋三総理の評価を語る。先見性、度胸、機敏な判断力、そして歴史的課題から逃げない覚悟。長期政権だからこそ可能となった日本政治の転換点を描く証言。
2017-04-20
見ていて、なんと言うか、先見性、度胸、機敏な判断力がすごいなと思いますね。
-甘利さんは武田信玄の家臣、甘利虎泰の子孫ですが、「風林火山」のうち、どのような心持ちで今後歩んで行かれますか。
甘利
「火」であり「風」ですね。
火の如く革命を起こして、風の如くあっという間に成し遂げるというイメージですね。
安倍政権は憲法改正を見据えている
―最後に、長期政権となっている安倍総理への評価をお聞かせください。
甘利
安倍さんは日々たくましくなっていますね。
余裕があるし、G7(先進7力国)の首脳の中でも一目置かれる存在になりつつあるのではないですかね。
見ていて、なんと言うか、先見性、度胸、機敏な判断力がすごいなと思いますね。
大政治家、歴史が評価する人物になるんじゃないですかね。
日本の歴代総理は在任期間が短い人が多かったものですから、抜本的な課題は先送りにされ、当面をなんとかしのいでいくという感じだったのではないでしょうか。
数少ない例外の一つは小泉内閣の不良債権処理でしょう。
当時、バブル崩壊の後始末ができないまま銀行が不良債権の処理を先送りにしてきたことが問題になったのですが、小泉さんが「不良債権を何年以内にきちっと処理せよ。しなかったらもう頭取は辞めろ」と詰めた結果、銀行が腹をくくって抜本処理に動いたわけですよね。
安倍さんも自分が取り組むべき歴史的課題というものをよく承知しています。
デフレからの脱却、あるいは憲法についても真正面から見据えています。
みんなが逃げてきた問題から逃げずにね。
-票になりにくく、反発もされやすいけれど、放置してはならないテーマに敢えて取り組んでいると?
甘利
そうそう。誤解を受けようとも、評価は歴史が判断すればいいという認識で泥をかぶっている。
これはなかなかできないことですよね。
しかし、麻生さんにしても、菅官房長官にしても、そういう思いを総理と共有しているのではないですか。
だから今の安倍政権は強いのだと思いますけどね。

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