本当に日本の政治家なのか、北朝鮮のほうを向いているのではないか

北朝鮮のミサイル脅威が現実化する中で、敵基地攻撃能力に反対し続ける野党議員の姿勢を、阿比留瑠比氏と山口敬之氏の対談を通じて鋭く批判し、日本の国会が安全保障議論を忌避してきた構造的欠陥を浮き彫りにする。

本当に日本の政治家なのか、北朝鮮のほうを向いているのではないかと虫唾が走ります。
2017-04-27
昨日の産経新聞を読んだ人は皆、月刊誌Hanadaの「たちまち言論誌ナンバー1に!」との大見出しの元、全段ぶち抜きの広告を見たはずである。
私はお祝いもかねて早速、昨日発売の同誌を購読した。
今月号にも日本国民全員と世界中の人たちの必読の論文が満載されている。
それでいて価格は840円である。私は同日発売の月刊誌WiLL800円と一緒に購入した。
「官邸中枢に最も近い二人が明かす、安倍官邸、緊迫の50日間」、と題した、阿比留留比氏と山口敬之氏の三段組み13ページに渡る対談特集からの、ほんのさわりをご紹介する。
阿比留
前文略
いくら森友問題で安倍政権を叩いても、安全保障環境が悪化すると「民進党には任せられない」と民進党の支持率が下がる。
日経新聞が三月二十六日付で発表した世論調査では、内閣支持率は横ばいで民進党の支持率が下がっています。
山口
自民党が三月三十日、政府に対して「敵基地攻撃能力の保有と迎撃体制の強化」を求める提言を提出しましたよね。
北朝鮮もおとなしくしていれば、国会で話題にならないはずなんですよ。
敵基地攻撃能力にっいて、民進党の蓮舫代表や小西洋之議員などは「とんでもない」と言っています。
しかしこれまで再三にわたって発射されてきた北朝鮮のミサイルが、日本の領土・領海内に着弾しないと言い切れるのか。
言い切れないにもかかわらず、ただ反対だけを言い続け、「敵基地攻撃能力は憲法違反だ」などという。
国民の命と憲法とどっちが大事なんだ、と言いたい。
阿比留
安住代表代行も、敵基地攻撃能力に関しては「徹底的に反対したほうがいい」と国会戦術的な話をしていました。
国民の安全を守るための議論もせず、入り囗で突っぱねる。
安全保障環境の変化が全く見えていない。
見ようとしていない。
まるで、頭だけ砂に隠したダチョウの平和そのものです。
本当に日本の政治家なのか
山口
反対だとしても、日本人の領土と生命財産を守る国会議員としての仕事ができる対案があるならいい。
「こうすれば北朝鮮はミサイルを撃ってこない」という戦略を持っている人だけが、敵基地攻撃能力の行使に反対できるのではないですか。
根幹の議論を避けてただただ反対する議員は、一体どこを見てしゃべっているのか。本当に日本の政治家なのか、北朝鮮のほうを向いているのではないかと虫唾が走ります。
阿比留
ようやくそういう話も出てきましたが、これまでの日本は何発近海にミサイルを撃ち込んでも全く驚きもしないので、北朝鮮も張り合いがないんじゃないかと思ってしまう(笑)。
山口
平和ボケなだけなのに、何か非常に強靭な精神力を持っている国民だと勘違いされているかもしれない(笑)。
阿比留
それでも実際に国会を見たら驚き、呆れるでしょう。
ある日は、開かれていた九つの委員会全てで森友問題を扱っていた。
北朝鮮の脅威についてまともに論じられていないどころか、安全保障議論が忌避されている節さえあります。
野田内閣で防衛副大臣を務めたことのある防衛通の長島昭久さんが四月十日に民進党を離党しましたが、彼は離党会見で「『アベ政治を許さない』とアジることを強要される」と言っていました。
安全保障を論じる能力のある人間がそんなことを言わされるようでは、いまの国会はどうにもなりません。
この稿続く。

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