救助ではなく、演出のために— 災禍を利用する企図 —
震災直後の福島訪問の真の目的を、買収と印象操作という観点から指摘する短論。
2016-03-22
一通信会社の経営者が、米国への投資がうまくゆかない。
それなら電力という、これまた国民が必ず使い、料金を払ってくれる分野、黙っていてもお金が儲かる分野に打って出ようと、大手自然電力発電会社の買収を、誰にも知られないように厳重な箝口令を敷いて行った。
その上で、彼は、何のゆかりもない東北地方に、福島に、ガイガーカウンターを車に積んで向かったのである。
誰かを救助したり、行方不明者を探したりするために向かったのではない。
原発を悪の様に見せ、自分が買収した自然電力を善の様に見せ、被災地を自分が買収した会社の太陽光パネルで埋め尽くさせようと、菅直人に図るために向かったのである。