否定を繰り返す言説の罪 — デフレ退治を妨げた人々 —
長期デフレを生んだ責任の所在と、その克服を妨げてきた否定的言説を検証する。
宮澤喜一の政策を潰し、安倍晋三と黒田日銀総裁の転換を攻撃し続けたメディアの姿勢は、貧困の固定化に直結した。
象徴的存在として、古舘伊知郎の否定的発言が想起される。
2016-03-25
以下は前章の続きである。
宮澤喜一が首相だった時には、既述のように、当時の日本で最優秀な頭脳を持っていた人間の一人だった宮澤が行おうとした政策を潰し、今、世界中の国が、蛇蝎の如くに忌み嫌っている、日本の長期デフレを作ったのは、山田厚史=朝日新聞社である。
このデフレが、例えば、6人に1人の子供が年収180万円以下の貧困家庭に育つ現実を作っている事を認識して、終に、デフレ退治に乗り出した稀有な政治家である安倍晋三と、これまでデフレを放置して来たと言っても全く過言ではない日本銀行の姿勢を180度転換させて、行うべき政策を執り出した黒田東彦に対して、報道ステーションを観ていた人たちは、事あるごとに、否定的な発言を行い続けて来た古舘伊知郎の姿が直ぐに思い浮かぶはずだ。
私が朝日や古館などが、最も悪質な人間たちなのだと断罪するのは、朝日の社員は、この長期デフレの最中にも、日本最高クラスの高給が減る事はなかった事にも在るのだ。
古館は億を超える年収を取り続けていた事にも在るのだ。
そんな連中が、6人に1人の子供たちが年収180万円以下の貧困家庭に育つ状況を何としても改善したいとする政府の政策を悉く批判し潰して来た事にあるのだ。
彼等が重用して来た、同志社の浜おばさんに、私は言いたい。
浜さん、円高=日本の強さだというのなら、なぜ、あなたは東証をNYSEに匹敵する強くて大きな市場にしようと考えなかったのか。
北新地で毎夜酒豪として飲食しているあなたを、それだけなら、私は、笑って見ていたのだが、まさか、それゆえに、日本が円高であってほしい勢力に操られていたのではありますまいな。