国連と特別報道官が意図的に無視してきた、読まれるべき決定的事実

月刊『正論』に掲載された高山正之の論考を通じ、日本のワイドショーとコメンテーターの知的荒廃、北朝鮮・中国・国連をめぐる倒錯した言論空間、そして森友報道に象徴される日本メディアの倫理崩壊を徹底的に暴く。

国連と、件の特別報道官たちには、必読の事実である。
2017-06-03
月刊誌「正論」今月号の〈愚神礼賛ワイドショー〉と題した特集に高山正之が寄稿している本物の論文を、日本国民全員と、世界中の人たち、特に、世界最大、最悪の人権侵害国家である共産党一党独裁国家の中国が、当初の常任理事国は中華民国であったにも関わらず、平然として、常任理事国として大きな顔をして、いまや完全に支配していると言っても過言ではない国連と、件の特別報道官たちには、必読の事実である。
以下は前章の続きである。
前のパートナー浅井信雄は、例の支那の毒餃子について「日中友好を壊したい日本人が日本で毒を仕込んだに違いない」と言った。
その発言を組織は称賛した。
その意味でコメンテーターほど気楽な商売はない。
以下、最近のお気楽な彼らの言葉を拾うと。
北朝鮮が高高度ミサイルを発射した日曜日のTBSサンデーモーニング。
大気圏再突入もクリアしたミサイルは日本にとって大いなる脅威だ。
文字通りの「気違いに刃物」をリアルタイムでどう語るかと思ったら3分間の生ニュースだけ。
関口宏が「余計なことをするなあ」で終わった。
どう余計か。
北の脅威を囗実に安倍が着々軍備を増強し、米との軍事協力も深めている。
おそらく番組では「安倍の妄動」をテーマにこっぴどく非難する手筈だった。
それが余計をやってだめになったという意味だろう。
そのせいか番組はまだるっこかった。
「米国では」が接頭語の寺島実郎の意味不明の話はもはや苦痛。
韓国人以上に韓国を愛す青木理は「北とは対話で」の一つ覚え。
拉致にテロに核までやり放題の国に話し合いで3億ドルも援助してきた米国でさえもはや話し合えないと言った。
そんな犯罪国家とどう話し合うのか。
コメンテーターの空疎さの見本だ。
ワイドショーの目玉は変わらず森友学園の龍池だ。
悪辣な詐欺行為でもう捜査の手が入る。
そんな男の発言を真実ですみたいに持ち上げて何の恥じらいも感じないのか。
「Mr.サンデー」は「安倍昭恵が財務省に圧力をかけて国有地を8億円引きさせた」という籠池の言葉を取り上げ、龍池が隠し取った録音をそのまま垂れ流した。
まともな人が隠し取りするか。
そんなのを抵抗もなく流すことに良心が疼かないのか。
8億円値引きがおかしいというが、籠池の北隣の豊中公園敷地はほぼ同じ広さで14億円引きで払い下げられている。
南隣の給食センターも同9億円引きだが、テレビも朝日もそれに触れない。
豊中の公園払い下げは辻元清美が詳しいと籠池夫人もメールで言及しているが、彼女の名も番組に出てこない。
Mr.サンデーにはトランプ当選を当てて男をあげた木村太郎がでているが、詐欺師の言葉を信用する異様さも豊中公園払い下げの絡みも一言もなかった。
彼ですら正論を言えばクビになるのだろう。
今村復興相が活動家の挑発に切れて結果的にクビにされた。
まともに考えれば反政府活動家が閣僚会見にフリーパスで出ている方が危ういと思うが、ワイドショーでそれを指摘する声はない。
逆に今村批判の中で田崎史郎が「大臣は挑発に乗ってはいけない。記者は怒らせて大臣の器を見るものだ」と言った。
元記者から言えばそれは嘘だ。
記者はニュースを取るのが仕事で、相手の器など試さなくともわかる。
相手を怒らせて本音を引き出すのは低俗な米国の法廷弁護士の手口だ。
彼が時事の政治記者だったことに呆れる。
コメンテーターとは「改憲はだめ。原発もだめ。安倍もダメで習近平、韓国、グローバリズムは善」がすらすら言える人を言う。

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