「占領が終わらなければ読めない本」――日本人に伏せられてきた真実
「占領が終わらなければ、日本人はこの本を日本語で読むことはできない」という言葉が示す戦後日本の現実を検証する。ダグラス・マッカーサーの書簡、アメリカの鏡・日本の出版経緯、そして米国の戦争プロパガンダが朝日新聞の思想として定着し、国際連合を通じて今なお日本攻撃に利用されている構造を告発する。
占領が終わらなければ、日本人は、この本を日本語で読むことはできない。
2017-06-10
先日、大変な読書家である親友が一冊の本を薦めてくれた。
私が今行っている作業と通じるものがある事を知っていたからである。
以下は、その本の前書きの冒頭からである。
「完全版刊行にあたって」
占領が終わらなければ、日本人は、この本を日本語で読むことはできない。
――ダグラス・マッカーサー
(ラベル・トンプソン宛、1949年8月6日付書簡)
この本の原著 Mirror for Americans: JAPAN がアメリカで出版されたのは、日本の敗戦後3年目、1948年であった。
その年、翻訳家・原百代氏は、ヘレン・ミアーズより原著の寄贈を受け、日本での翻訳出版の許可を得た。
後略。
当時の米国の民主党政権が、どれほど日本について無知で野卑だったかについて、私は何度も言及して来た。
この本は、私の論説の正しさを100%証明している。
同時に、当時の米国の政府や学者や、ニューヨーク・タイムズ紙などのメディアが吹聴し、書いた、
日本についての無知と野卑が極まった戦争プロパガンダを、
底知れぬ悪とまことしやかな嘘の国である中国や朝鮮半島が、今なお利用している事。
彼らに、日本が最大の資金提供国である国際連合が操縦され、
日本に対する言語道断な勧告などを繰り返して来たのである。
日本は、民間企業で言えば、国連の、米国と並ぶ最大の株主であるにも関わらず。
朝日新聞の読者は、
当時の米国の戦争プロパガンダが、朝日新聞社の哲学になっている事に、容易に気づくはずである。
朝日新聞社の神道に対する態度、
つまり、神道と戦争と天皇を結びつけて来た態度、
それが日本であるとして来た態度。
朝日新聞と、これに同調している、いわゆる学者や、いわゆる弁護士たちは、
例えば、嵯峨天皇と空海が、
大沢池に船を浮かべ、茶を酌み交わしていた時に、
天皇が読んだ漢詩が作られたのが810年代であること、
それ以前から、あるいはそれ以降、
無数の偉人たちと、無数の私たち日本国民によって、
世界有数の文化と歴史を持ち、途切れることなく続いて来た国家が日本であることすら知らない、
大ばか者たちであると言っても、全く過言ではないのである。
一体、彼らは何者か、と指摘しても良いほどに。
この稿続く。