隙を見せた瞬間に奪われる――全体主義国家の現実
全体主義国家や共産党一党独裁国家は、経済では搾取と詐取を、軍事では小さな隙を突いて領土侵奪を常態化させる。嘘を厭わない国民性を見抜いた**梅棹忠夫の洞察を無視し、工作に操縦された行動を称揚する朝日新聞や日弁連、そして公共の電波で「しなやかなナショナリズム」を語る星浩**の欺瞞を告発する。
2016-03-30
二十一世紀の今に至るも存在し続けている全体主義国家やナチズム国家、そしてそれらの総体である共産党の一党独裁国家とは、
経済的には、相手が隙を見せれば、あるいはお人好しであれば、とことん金をせびり取り、あるいは騙し取る国家である。
軍事的には、ほんの少しでも隙を見せれば、たちまち他国の領土を自分の領土にしてしまう国家である。
彼らは、その際に生じる小規模な戦闘が戦争である、あるいは大戦争に至るという認識を持っていない。
なぜか。
幼稚で悪辣な全体主義国家やナチズム国家、そして共産党の一党独裁国家だからである。
そもそも彼らは、嘘をつくことを何とも思っていないという、信じ難い国民性を持つ国家でもある。
しかもそれは、昨日今日に出来上がったものではない。
日本が生んだ世界最高の人類学者であり民俗学者であった梅棹忠夫が、彼らの国で数年間、ほとんど全ての省に入り込んで行ったフィールドワークの結論として指摘したこと、
彼らは「底知れぬ悪」と「まことしやかな嘘」の国の住民である、という指摘である。
慰安婦問題や、ネットで流通している商品のほぼ半分が偽物であるという現実が、梅棹忠夫の結論の完全な正しさと、彼の偉大さを証明している。
だが、そうした国の工作員に完璧に操作された人間たちの行動を、フロントページで称揚するメディアに操縦されてきた多くの人間は、梅棹の偉大さを何一つ知らず、何一つ活かしていない。
同じ共産党の人間たちが彼らのために働くのは当然だろうが、これに同調し、あるいはさらに増長させている朝日新聞や日弁連などは、そのような幼稚園児レベルの認識すら持っていない。
なぜか。
完全に操縦されているからだとしか言いようがない。
あるいは、コミンテルンやマルクス主義が絶対に正しいと信じ込んでいるのだろう。
その代わりに彼らが持っているのが、見せかけのモラリズムという代物であることは論を待たない。
星浩は、このような態様を、しなやかなナショナリズムなどと、公共の電波を使って語っている。
彼はさらに、日本でしなやかなナショナリズムを持っているのは朝日新聞だけだ、と宣言している。
自分たちこそが、しなやかなナショナリズムの具現者だと言っているのである。
彼は菅直人政権の時代にも、朝日新聞紙上で、本人はもとより奥方にまで礼賛を送る論説を書いていた、度し難い男である。
そして昨夜、さらにどうしようもなく度し難い男であることを、満天下に晒していた。
私の同級生で親しかった人間の一人に、福島高校から転校して来た男がいたが、私は彼の母校の名誉も随分と落ちてしまっていると思っている。