「国家の品格」を掲げた社説の倒錯――米紙合唱と朝日の同調

米紙の対日非難が重なる中、**朝日新聞は「国家の品格」を掲げた。
しかし問われるべきは、マイク・ホンダやノリミツ・オオニシらの虚偽に同調する姿勢の是非である。
ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト**の論調と歩調を合わせた朝日の編集判断を検証する。

2016-04-01
以下は前章の続きである。
大統領になると、ニューヨークのセント・パトリック寺院のミサに出て、アイリッシュであることを誇った。
人種の坩堝といわれる米国社会で、それぞれが自分の祖国と血筋を誇る中、独り日系のマイク・ホンダは祖国の誇りを捨て、朝鮮人や中国人にすり寄る。
こんな男が日系とはにわかに信じ難いが、米下院議員の発言である以上、無視はできない。
安倍首相はそれゆえ彼の言葉を否定した。
当たり前である。
日本があらぬ謗りを受ければ、それを雪ぐのが国家責任者の職務だからだ。
そこへ、ニューヨーク・タイムズの日系人記者ノリミツ・オオニシが、「否認が元慰安婦の古傷を開いた」と油を注いだ。
日本嫌いが売りのニューヨーク・タイムズは、社説で「従軍慰安婦は暴力があった。だから商業売春ではなく連続した強姦であり、『日本軍の性的奴隷』という表現のどこが間違っているのか」と決め付けた。
ワシントン・ポストも「日本軍が二十万人の女性を拘束したと歴史家は述べている」と、あたかも史実のように仕立て上げた。
米紙の日本非難の合唱に、朝日新聞は「国家の品格が問われる」という社説を掲げた。
日本人が問いたいのは「日系人の品格」であろう。
マイクやノリミツが、なぜ嘘をついてまで祖国を貶めるのか。
その一端に、産経新聞の古森義久記者が答えている。
マイクが、アイリス・チャンゆかりの在米中国人組織から金を受け取っているというのだ。
ノリミツも含め、人間の出来が卑しいということである。
それでも朝日は「国家の品格」を持ち出す。
世界に害悪を流す中国に対し、日米連携の重要性が増す時期に、米国が「朝鮮人の嘘」に同調する是非を問うのかと思えば、大間違いだった。
この稿続く。

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