「歴史の仕立て直し屋」を回す装置――朝日の嘘の還流

朝日新聞は、日本の品格を問うと称しながら、米紙や中国紙と連動した「嘘のロンダリング」を常態化させてきた。
時代に応じて“論者”を差し替え、現在なら高橋源一郎、小熊英二、中島岳志、浜矩子、**木村草太**らが、その役割を担っている。

2016-04-01
以下は前章の続きである。
題字以外の文中強調は私である。
「歴史の仕立て直し屋」を使う。
この新聞は、米国ではなく日本の品格を問うている。
その言い分がいい。
「米紙がそう書いているのに、安倍首相はなぜ否定する」。
「一部メディアは、業者がやったことで、日本という国がやったことではないといい逃れる」。
そして「なんとも情けない」と慨嘆する。
まるで米紙の報道が、真理と同義語であるかのように崇めている。
世間は気づいていないと、朝日は思い込んでいるようだが、朝日新聞と米国や中国の新聞との間に、見事な嘘記事のロンダリング、すなわち洗浄システムがあることは、皆が気づいている。
手口は簡単である。
朝日はまず、藤原彰、古田元夫、後藤乾一、吉見義明、吉田康彦など、飼いならした「歴史の仕立て直し屋」を使って、歴史をいじくる記事を書かせる。
今なら、高橋源一郎、小熊英二、中島岳志、浜矩子、木村草太などの面々になるか。
それを、同じ社屋にいるニューヨーク・タイムズの特派員ノリミツらが米国の新聞に載せ、さらに中国、朝鮮の新聞にも書かせる。
朝日はそれを、「米紙や中国紙によると」と引用し、「もはや国際的史実」と評価する。
贋ドルや覚醒剤で儲けた金を、マカオの銀行からスイスに送ってきれいにする。
金正日がやるマネー・ロンダリングの手法を、朝日新聞は記事で真似ているわけだ。
しかし、この社説には、そうした還流された嘘でも覆いきれない欠点がある。
朝日は最初に、「日本軍は朝鮮から女を拉致して性の奴隷にした」と書いた。
それを安倍首相に嘘だと決め付けられると、「業者がやったからとはいい逃れだ」と言い出す。
それはすり替えである。
朝日はまず、嘘を書いて日本人を侮辱したことを謝罪するのが筋だろう。
その上で、「戦場の慰安婦」を論じればよい。
この稿続く。

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