大江裁判で裁かれるべき核心――二人の隊長を「極悪人」に仕立て上げた構図
大江裁判で問われるべきは、日本軍が住民に自決命令を出したという主張の真偽である。
それにもかかわらず、政治的に利用し、資金を引き出すために、二人の隊長を極悪人に仕立て上げた構図が見過ごされ、朝日新聞はその虚構を拡散してきた。
2016-04-04
以下は前章の続きである。
大江裁判で裁かれるべき問題。
それで味をしめた「島の人」は、もっと政治的に利用し、もっとカネを引き出そうと企んで、二人の隊長を極悪人に仕立て上げた。
それを問いただすのになぜ勇気がいるのか。
彼はここから一般論風に、「日本軍は自決しろと常日頃、住民にいっていた」から、自分の言い分は間違っていないという。
訴えは「二人の悪鬼のごとき隊長が自決命令を出した」の真偽を問うている。
なぜそんな単純なことをはぐらかすのか。
こんなお粗末ないい訳を、なぜ朝日新聞が載せたか。
この新聞は、彼の嘘をもとに「日本軍は悪鬼」という主張を展開してきた。
だから大江健三郎がこけたら、朝日もこける。
それで彼にこのコラムを書かせる一方で、朝日自身も逃げを打ち始めた。
5月14日付の慶良間ルポの見出しは「潔く死んで・兵隊はいった」。
軍が自決を強いたと言いたいらしいが、中身は見出しと違って、住民が戦闘の巻き添えにならないよう、米軍に投降を勧めてくれたという話である。
こういうのを羊頭狗肉という。
この稿続く。