「金日成万歳」の紙面を作った新聞――朝日新聞の無反省
朝日新聞は、北朝鮮の帰還事業をめぐり、10年以上にわたって北朝鮮礼賛、金日成万歳の紙面を作ってきた。
嘘が露見すると責任転嫁に走り、大江裁判でも同様の態度を示しているという構図が、戦後日本の歪んだ言論空間を象徴している。
2016-04-04
以下は、戦後の世界で唯一無二の本物のジャーナリストである、高山正之の著書『日本人の目を覚ます痛快35章』(Themis出版)からの続きである。
題字以外の文中強調は私。
「金日成万歳」の反省もなしに。
この社説の特徴は、大江健三郎と同じである。
日本軍が悪く、集団自決はその指導によるところが大きいとする。
だから朝日は、教科書検定で軍命令による集団自決がないとするのは行き過ぎだと言い、
一方で大江は、赤松隊長も日本軍の一員なのだから、「命じた」「命じていない」は些細な問題だという論法を取る。
朝日新聞では、かつて北朝鮮の帰還問題で、10年を超える北朝鮮礼賛、金日成万歳の紙面を作ってきた。
その嘘がばれると、急ぎ、帰還事業は日本赤十字社主導だった、
いや日本政府も犯罪者の多い朝鮮人の送り返しに積極的だったと、責任転嫁に専念した。
大江健三郎裁判でも、尻に火がつきそうになると、実に素早く責任転嫁を図る。
いざとなったら大江を切るか、いい見ものだ。
もう一つ、この問題では沖縄県政のあくどさを見落とせない。
戦争の惨禍や、国の安全保障の最前線とされる現状への不満は理解できる。
だからといって、嘘を承知で二人の隊長の名誉を踏みにじり、政治利用してよいということにはならない。
そんなことをしていると、大江健三郎のようになってしまう。
(2007年8月号)