「ヒトラー礼賛者」とされた理由
渡部昇一氏が朝日新聞から「ヒトラー礼賛者」と断罪された経緯を通じ、同紙の体質と捏造報道の本質を告発する章。
2017-06-25
私は大西巨人氏とは会ったことも話をしたこともなかったんですよ。
以下は前章の続きである。
「ヒトラー礼賛者」
渡部
私は四十三年来、朝日新聞と対立してきました。
『朝日新聞と私の40年戦争』(PHP研究所刊)という著書もあります(笑)。
なぜ私が朝日新聞にあんなに憎まれたのか、最初はわかりませんでした。
実は私は七六年に『知的生活の方法』なんていうベストセラーを書きましたもので、朝日新聞社から社員向けに講演を頼まれたことがあります。
そのときは、私は何も知らないものですから、「皆さんの中にはひょっとしたら日本は社会主義の国になるだろうと思っていらっしゃる方もおられるかもしれませんが……」とやったんですよ。
これはおそらく朝日をいちばん怒らせることを言っていたんだなあと、ご本を読んでわかりました。
長谷川
『知的生活の方法』は私も大変おもしろく拝読しました。
もう何十年も前、私はほんの短いあいだ大阪本社の経済部にいたことがあるのですが、何かの会合の折に、そこの経済部の大先輩が突如先生の名前を出しまして、『知的生活の方法』を自分は愛読し、それを書いた渡部さんというのは立派な先生だと思っていたのに、最近、右翼的なけしからんことを書いている、そんな人だったのかとがっかりした、とみんなの前で言ったことがあります。
渡部
それは大いにありえますな(笑)。
実は、私は朝日新聞から「ヒトラー礼賛者」と批判されたことがある。
一九八〇年のことでしたが、私は週刊文春に「神聖な義務」というエッセイを書きました。
大西巨人氏の血友病の次男を例に挙げて、「悪性の遺伝病があるとわかった者は第二子を持つことを自ら控えるべきだ」と、カトリック倫理学をもとに主張したのです。
そうしたら朝日は、社会面の三分の二を使って私と大西巨人氏の劣性遺伝をめぐるデッチ上げの論争記事を掲載し、劣弱者を国家の手で一掃しようとしたヒトラーと同じだと私を叩いた。
私は大西巨人氏とは会ったことも話をしたこともなかったんですよ。
*朝日新聞がどんな新聞であるかは、この事実にも如実なのである。
この体質が従軍慰安婦報道を捏造したのである。
先般は安全保障法案を戦争法案と呼んで反対した。
今は森友学園、加計学園と立て続けに、安倍首相を攻撃するための捏造報道を繰り返している。
昨日は、中国の操り人形で国賊と言っても過言ではない翁長沖縄県知事が堂々とした表情で、後ろを歩いている安倍首相が下を向いている写真を意図的に使用して紙面に掲載していた。
朝日新聞の体質を如実に表している事実なのである。
この章の事実は、私が初めて知ったのだから世界中の人たちも初めて知る事実である。*