覇権国家は200年続く。日本の時代は終わっていない。
覇権国家は約200年続くという歴史の習わしから見れば、
日本の時代が終わったという言説は成り立たない。
日本停滞の真因は資本主義の自己否定にあり、
株式市場を蔑視してきた精神構造にこそ問題があると論じる。
2016-04-08
以下は前章の続きである。
覇権国家は200年続くのが習わし。
日本の時代が終わったなんて、とんでもない。
日本は米国と屹立する、あるいは米国を補完する超経済大国として、あと170年、栄え続けなければならないのです。
日本は何故この20年、大停滞したのでしょうか。
厳しく言えば、精神年齢12歳のマスコミと政治が駄目だった。
日々、革新と競争に曝され、各分野で世界トップクラスの技術を磨き、大きなシェアを占めてきた日本企業は、世界的にも優秀である。
勤勉で細部を疎かにしない国民性と高い教育水準が相まって、日本は産業立国として、1500兆円という世界一の個人資産を築いたのです。
だが、この社会から生まれたお金は市場に還元されなかった。
銀行よりも複利で金利が高いなどという、ケチなエゴイズムの塊として、郵貯に500兆円超の資金が滞留した。
一定の経済効果はあったでしょうが、市場にはほとんど還元されなかったと言ってよい。
日本は、自国の携帯技術があまりに高度であることを、技術のガラパゴスだと自虐する。
だが、中国は国家そのものがガラパゴスでありながら、人口13億という規模を武器に、元安政策を取り続けている。
日本のなすべきことは、今も変わらない。
世界一の個人資産1500兆円を活かすこと。
産業立国日本を支えた勤勉で優秀な労働者が生み出したお金を、社会へ還元すること。
資本主義国でありながら、資本主義の根幹である株式市場を蔑視し続けてきたこと。
それこそが、この20年の日本大停滞の真相なのです。
僕の同級生に、証券会社に進んだ者は一人もいません。
株屋と蔑み、株なんて、株なんかと切り捨ててきた。
一方で、米国ではハーバードの最優秀層がGSに入り、財務長官になる。
円がリスク回避先になるのは、日本国債の95%以上を個人資産で賄っている、世界でも稀有な国だからです。
個人資産の1%、10兆円を株式市場に誘導すれば、日本はたちまち米国に屹立する巨大市場となり、世界の金融大国になるのです。
後略。