朝日の子飼いとして量産された「都合のいい憲法解釈」

朝日新聞の大誤報と「第三者委員会」を起点に、長谷部恭男らが朝日に都合のよい憲法解釈を広めていった構造を、高山正之とケント・ギルバートの対談で鋭く検証する。

2017-06-28
以後、朝日の子飼いになって、朝日に都合のいい憲法解釈を振りまいてきたんです。
以下は前章の続きである。
高山
そう。
で、朝日新聞は、NHKが流したETV特集の番組について、安倍と中川が政治介入して改竄させたと大誤報を飛ばした。
書いたのは、記者の本田雅和。
これ、ホントに「誤報」だと認めたら、朝日新聞が存廃の危機に立たされるぐらいヒドい記事だったんだけど。
朝日は、本田と自社を守るために忖度できる人間ばかり集めて、朝日直営の「第三者委員会」なるものを作って誤魔化した。
その第三者委員会のメンバーの一人が長谷部恭男だった。
彼は朝日の意を体して「誤報でなく、取材不足でした。だから朝日新聞は無罪」みたいな結論にした。
以後、朝日の子飼いになって、朝日に都合のいい憲法解釈を振りまいてきたんです。
そんなの調べれば、すぐに分かるはずなのに、船田元はそれも知らなかった。
ダメ男の見本だね。
ケント
私か知るかぎり、日本の憲法学者の大半は「憲法学」の専門家ではなく、「日本国憲法-解釈学」の専門家。
つまり、条文の文言を「正しいモノ」として、条文自体への批判的論評を避ける人たちということですね。
だからこそ、日本の憲法学者の約七割もの人が「自衛隊は憲法違反である」なんて答えるようになってしまう。
こういう思考回路は「憲法=無謬(誤りのないモノ)」という妄信を崩さないかぎり、変わらないでしょう。
高山
憲法が無謬なんて、とんでもないよ。
ついこの前だって、ショー・バイテン(オバマ政権時の副大統領)が「日本を核武装させないように、われわれ米国が『日本国憲法』を書いたんだ」つて“真実”を囗にしていたじゃないか。
ケント
ええ、もしも憲法が無謬なら、たとえば、1789年段階の米国憲法に記されていた実質的に黒人奴隷を意味する「その他すべての人々」の一票の効力は、白人の一票に満たない「5分の3人」とみなす差別も間違っていないということになってしまいます。
本来、憲法学者というのは「現行憲法の不備」を指摘するとともに、それを現実に即して正すための研究をやらなきゃいけない。
この稿続く。

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