「目をそらさず見つめた」?──朝日が施す情緒的粉飾
法廷での態度描写を「反省の色もなく」「ふてぶてしく」とは書かず、「目をそらさず見つめた」と美化する朝日の筆致。言い訳同然の詭弁を情緒で包む報道の歪みを示す。
2016-04-10
そして、大江が法廷に立つ日が来た。
鬼籍に入った赤松大尉の弟が、兄をアイヒマンのペテン師だと誹謗した大江を糾す場面を、朝日は「大江さんは目をそらすことなく(証言者を)じっと見つめた」と書く。
普通は「反省の色もなく」「ふてぶてしく」と書くところだろうに。
次に大江が証人席について、「赤松大尉が自決命令を出したとは書いていない。ここは日本軍が命じたと読むべきだ」という、詭弁にもならない言い訳をした。
傍聴席から、こんな日本人もいたかという失笑が漏れたが、この部分も朝日に書かせると、前略中略で「約二時間の証言が終わると、ほっとした表情で静かに席を立った」となる。
この稿続く。