何が嬉しくて日本を貶めるのか――白人史観と自虐報道の正体
高山正之の著作『アジアの解放、本当は日本軍のお蔭だった』を引き、日本が白人支配の世界秩序を崩した歴史的意味と、それを否定し続ける日本メディアの異常性を検証する。朝日新聞を典型とする自虐的報道の心理と構造を鋭く問う。
2016-04-28
以下は、高山正之の『アジアの解放、本当は日本軍のお蔭だった』(WAC、930円)の、「白人はいつも肚黒い」からである。
残忍くらべ。
毎年8月15日が巡ってくると、日本の新聞は先の戦争を振り返って特集を組むのが一つの形のようになっている。
20世紀はまさに日本の世紀だった。
白人が君臨し、そして世界を支配する形を、日本が崩したからだ。
その流れを止めようとする白人国家と日本の対決が、20世紀半ばにあった「先の戦争」だった。
そのあと、オーウェン・ラティモアの言葉を借りれば、白人国家は日本国中を焼き払い、カルタゴと同じに塩を撒いて消滅させたかった。
ただ、ローマ時代とは異なるから、そう堂々と民族浄化作戦は取れない。
「軍隊も取り上げ無抵抗な農業国に落とす」はずだったのが、気がついたら世界第二位の経済大国に成長していた。
先の戦争は何だったのか。
十分に振り返って検証する意味はある。
その意味の特集なら分かるが、例えば朝日新聞の「化学兵器廃棄始まる」。
日本軍が毒ガス兵器を使い、そのまま遺棄した、と言わんばかりの「日本の大罪」後遺症を取り上げる。
コラムでは山口瞳の「わが生涯の幸運は戦争に負けたことと憲法九条に尽きる」という言葉を、ただ意味もなく書く。
日韓併合百年では「日本は朝鮮半島を支配し、言葉や名前も奪った」の見出しをつけた。
「世界の僻地」(黄文雄『近現代史集中講座』)だった半島に文化の火を灯したのは日本だ。
支那にかぶれ、支那語に創氏改名した民族が、今度は勝手に日本名を名乗った。
そういう検証もしない。
一刀両断で日本を「大罪を犯した者」と断ずる。
何が嬉しくて日本を貶めるのか、その心理行動を聞きたいぐらいだが、実はこの謂れない日本非難は朝日新聞だけではない。
この稿続く。