「朝日新聞は発狂状態だ」――陰を落とした“文書写真”が示すもの
月刊誌HANADA掲載の阿比留瑠比論考を引き、加計学園報道をめぐる朝日新聞の手法を検証する。記事に添えられた文書写真の下部が不自然に影で隠され、論調に不都合な箇所が読めないよう加工されていた可能性を指摘し、「問題そのものがフェイクではないか」との疑念へと至る過程を記録する。
2017-07-30
普通に載せればいいものを、わざわざ人為的に文書の下部に陰が落とされていた。
以下は月刊誌HANADA今月号(840円)からである。
日本国民のみならず世界中の人たちも購読すべき論文である。
朝日新聞は「発狂状態」だ
阿比留瑠比 産経新聞論説委員兼政治部編集委員
3段組み10ページに渡る論文である。 -
問題そのものがフェイク
「朝日新聞は気が狂っている」「まるで発狂状態だ」
今年の通常国会開会以降、政府高官から何度こんなセリフを聞いたことか。
もともと安倍晋三首相が小泉純一郎内閣の官房副長官だった頃から、社説で名指しして安倍氏を批判するなど、反安倍色の濃かった朝日新聞だが、その報道姿勢は最近、明らかに常軌を逸している。
学校法人「加計学園」の国家戦略特区を利用した獣医学部新設問題をめぐる朝日新聞の一連の報道は、まさに社運を懸けた倒閣運動の様相だと言える。
電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのもみんな安倍首相が悪いとばかりに、揚げ足取りに印象操作、報道しない自由に切り取り報道など、あらゆる手段を駆使して安倍政権のイメージ失墜を図っている。
悪辣かつグロテスクな姿を隠そうともしていない。
加計学園問題が一気に燃え上がったのは、朝日新聞の五月十七日付朝刊の一面トップ記事「新学部『総理の意向』」「文科省に記録文書」がきっかけだった。
記事は、加計学園の獣医学部新設計画についてこう記す。
「文部科学省が、特区を担当する内閣府から『官邸の最高レベルが言っている』『総理のご意向だと聞いている』などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった」
そもそも、文科省内部のメモ書きのような文書が何かの証明になるとは思えないが、それはさておく。
指摘したいのは、記事には「大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」と題された文書の写真も添えられていたが、この写真が不可解だったことである。
普通に載せればいいものを、わざわざ人為的に文書の下部に陰が落とされていた。
その結果、「今治市の区域指定時より『最短距離で規制改革』を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている」とある部分ははっきりと読めるが、それに続く下部の文章が読めないようになっていたのである。
ただの写真撮影上の演出なのか、それとも何らかの意図があるのかー
それから約一ヵ月後の六月十五日に、文科省が省内再調査の結果、見つけたとして公表した同様の文書をみると、その部分にはこう書かれていた。
「『国家戦略特区諮問会議決定』という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか」
つまり、安倍首相の指示だと取り繕ってはどうかという内閣府から文科省に助言があったということである。
逆に言うと、首相の指示などないということになる。
朝日新聞は、記事の論調に合わない部分を不自然な写真で隠したということだろう。
山本幸三規制改革担当相が五月十九日の記者会見の時点で、「安倍首相からの指示などは一切ない。そういうストーリーを作りたいのかもしれないが、事実と違う」と述べていたとおりである。
火のないところに煙は立たないというが、燃料を撒いて火付けをすれば別である。
加計学園問題とは、問題そのものが「フェイク」(偽物)ではないかと疑問に思う。
この稿続く。