改憲を恐れ、ひるみ、印象操作か――悪意隠さぬ倒閣運動

改憲をめぐる政治過程で強まったメディアの印象操作と倒閣運動の実相を、産経新聞・阿比留瑠偉氏の論考を引きつつ検証する。森喜朗元首相の証言と第一次安倍政権以来の経緯を通じ、戦後体制維持を望む勢力の抵抗と、その露骨な悪意を描き出す。

2017-07-28

改憲を恐れ、ひるみ、印象操作か 
悪意隠さぬ倒閣運動

以下は、常に、先ず、事実をキチンと検証して記事を書くという、記者が為すべき基本を繰り返して来た人物、私が、今の日本で、現役の記者としては数少ない本物の記者であると言及してきた阿比留瑠偉氏が今日、産経新聞5ページの連載コラムに掲載していた論文からである。
題字以外の文中強調は私。

改憲を恐れ、ひるみ、印象操作か

産経新聞の27日付朝刊政治面に掲載されているインタビュー記事で、森喜朗元首相がこう述べていた。  
「安倍晋三首相への逆風が厳しいね。僕が首相だったときもそうだったけどマスコミの印象操作は相変わらずひどいな。最初から結論を決めて『安倍が悪い、安倍が悪い』と連日やられたら、そりゃ支持率も下がるよ」

筆者は森内閣当時も首相官邸担当だったので、あの頃のメディアによる森バッシングと、それに呼応した形で自民党内外から仕掛けられた「森降ろし」の流れはよく覚えている。
直接的なきっかけは、米原子力潜水艦と愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」の衝突事件への初動対応への批判だった。
だが、やがて自民党議員の金銭スキャンダルも日経平均株価の低迷も、何でもかんでも全部「森が悪い」という空気が作られていった。

後に、森氏がこう振り返るのを聞いた。
「私があれほどマスコミにたたかれたのは、私が本気で教育基本法を改正しようとしていることが分かったからだ」

敗戦後、連合国軍総司令部(GHQ)によって規定された戦後の枠組みを墨守したい勢力の抵抗と反撃は、それほど激しかったということだろう。

悪意隠さぬ倒閣運動

まして安倍首相は第1次政権でその教育基本法の改正を59年ぶりに初めて成し遂げ、今度は本丸の憲法改正を実現しようとしているのだからなおさらだろう。
首相が憲法9条に自衛隊を明記する具体案を示した5月以降、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画などを使ったメディアの攻撃が強まっている。
中でも拉致問題、外交・安全保障政策、教科書・歴史認識問題…とことごとく安倍首相と対立してきた朝日新聞が、憲法改正は絶対に阻止しようと「明らかな倒閣運動」(政府関係者)に打って出だのは、当然のことなのかもしれない。

朝日は第1次安倍内閣が発足した翌日の平成18年9月27日付朝刊の紙面でも、内閣・自民党役員人事について、こんな嘲笑的な見出しの記事を載せていた。
当時から、ひたすら安倍首相をたたきたいという悪意を隠していなかったのである。

「恐れ、ひるみ、とらわれた」「安倍『学園祭内閣』」

この稿続く。

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