幼稚園児的傲慢が生む報道の劣化――NHK・マスメディアと長期デフレの責任

2017-07-26
NHK報道番組に見られる日銀政策批判の稚拙さと、20年以上続いた長期デフレの歴史的責任を直視しないマスメディアの思考停止を批判する。自国を貶めることを使命と錯覚する幼稚園児的傲慢が、日本の報道を劣化させてきた構造を明らかにする。

2017-07-26
その結果として、自分たちの方が上だと錯覚している幼稚園児のような態様が、そうさせているのである。
以下は前章の続きである。
先日、NHKのwatch9で、日銀の政策発表があった日、有馬が、隣に座っている全く不勉強で、笑っている事が仕事であると思っているような桑子に、かんで含めて教えるような風情で、お粗末なグラフを書いて、あろうことか、日銀の政策批判を始め出したのには、本当に呆れた。
NHKには、自分たちが、この世界が嘲笑しているデフレ、何としても日本の様になる事だけは回避すると、蛇蝎のごとくに忌み嫌われている長期デフレ、先進諸国で初めての長期デフレ、を作った張本人の一人がNHKであることすら有馬は知らない。
安倍首相が登場していなければ、日本は、デフレで、完全に沈没していたのではないか。
今のマスメディアの在り様を観れば、中国に完全に操縦されて、一体、どんなことになっていたかと、ぞっとするのである。
そもそも、自分たちが20年超も続けた史上初めての長期デフレが、たった1年や2年で、完全に克服されることなどあり得ない事は、小学生レベルの頭脳でも分かる事である。
ところがNHKの有馬・桑子・大越や朝日新聞などのメディアには分からない。
だから彼らの頭脳は小学生レベルなのである。
東大卒業者も居ながら何故そうなるのか?
自分たちの国を貶める事、自分たちの国の政府を批判する事がメディアの役割だなどと思い込んでいる事、その結果として、自分たちの方が上だと錯覚している幼稚園児のような態様が、そうさせているのである。
さて、
冒頭の態様がどれほど愚かなものであるかについて、見事な論説がある。
Voice8月号(780円)の巻頭連載コラムにおける、養老孟司の、ずっと政治嫌いで通して来た事についての弁明論である。
前略。
獣医大学の数にそもそも客観性なんかない。
いまの人は統計を持ち出すと黙るけれども、私は統計を信じていない。
統計には統計の論理があって、それはべつに万事を説明するものではない。
虫の大きさだって、実際にやってみれば、測るのは容易ではない。
測ったことがない人が、測れると思っているだけのことである。
さらに統計を使いこなすのは、じつは容易なことではない。
わかりやすいというので、すぐにグラフにするが、わかりやすいというのは、あなたの頭に入りやすいということで、じゃあ世界はあなたの頭に入るようにできているかと反省したら、そんなはずはない、とわかるはずである。
でもその自分の頭に入るように世界を構築してしまう。
それがヒトのつくる世界で、それを都市と私は呼んでいる。
だから都市にはヒトのもっている歪み、ひずみが出てくる。
後略。

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