「市民らでつくる」と書く欺瞞――朝日新聞の“無所属”偽装表記を暴く

地方選挙に蔓延する「無所属」偽装と、朝日新聞が政治色のある組織を「市民らでつくる」と表記して印象操作する手口を検証する。産経報道との対比から、偽もの時代の偽新聞としての構造を浮き彫りにする。

2016-05-28

◎序:高山正之の最新文庫から

以下は昨日紹介した高山正之の文庫本としての最新著作からである。
彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることは、殆ど全ての章が証明している。

◎偽もの時代の偽新聞

偽もの時代の偽新聞
何かの国政選挙に行ったら、ついでに区長選の投票用紙がついてきた。
都民という意識はあるけれど区民意識はない。
強いて挙げれば住んでいる区によって車のナンバーが「練馬」とか「足立」とかにされてしまう。
「足立」などにされた日には周りの車が避けてくれて走り易くなるものの、どんないい車でも安っぽく見えるから不思議だ。
その程度の認識だから区長がだれかは知らない。
上には都知事がいて、暇な都議会もある。
カネのかかる選挙などやめて昔みたいに都知事の任命にすればいいのに、とか思いながら候補者一覧を見て驚いた。 せめてもの判断材料と期待した所属政党欄はみんなそろって無所属なのだ。
そんなはずはない。
こういう瑣末選挙には必ず共産党員が潜り込んでくることは経験則で知っている。
鉛筆を転かしたところでかなりの確率で共産党を喜ばすことになる。
投票のあと妻や娘に「みんな無所属」をどう区別したか聞いたら、運を天に任せたという。
こちらはと聞かれ、かなり高い確率で不快な結果になる可能性を考え、棄権したというと、その手があったかと感心された。
今度の千葉県知事選でその無所属が問題になった。
当選した森田健作は無所属で戦った。
しかし実際は自民党に所属したまま。
看板に偽りありだと「市民らでつくる『森田健作氏を告発する会』が森田知事を刑事告発した」と朝日新聞が報じていた。 世田谷区長選で共産党員の候補が無所属を装っても問題なくて、自民系の森田健作は悪いという、その違いがよく分からない。
ただ気になったのはこの「市民らでつくる」会について産経新聞は「社民党の千葉県議らでつくる」会と伝える。
つまり政治的に色つきの組織だ。
告発の動機もこの政治色で説明がつくが、それを朝日はなぜ「市民らでつくる」といかにも「無所属」風に表記したのか。社民党系と書くと都合が悪いのだろうか。

◎この稿続く

この稿続く。

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