日本を思う精神の正体 — 天皇陛下、イチロー、そして地方の風景 —
天皇陛下の言葉、イチローの姿勢、そして日本各地の地方の現実。
利己的なナショナリズムとは対極にある、日本を自然に愛する精神の本質を、個人的体験と風景描写を通して描き出す。
2016-08-09
だが、彼が言ったような、利己的で、視野の狭い意味とは正反対に在る頭脳と思想。
数時間後に、天皇のメッセージを観て、天皇陛下もそうであることを知った。
天皇陛下の言葉について言えば、朝日新聞の論説委員たちの対極に在るのが、天皇陛下の言葉である事を日本国民の全ては、知った方が良いだろう。
イチローも私も天皇陛下も、なによりも、日本と日本国民の事を考えているのである。
顔の相で人間を判断するならば、とても良い判断は下せない米国の大統領候補が言った言葉である、「米国ファースト」、に倣って言えば。
だが、彼が言ったような、利己的で、視野の狭い意味とは正反対に在る頭脳と思想。
自分が生まれた国を愛する、自然で、気高い精神で、日本を愛している頭脳と思想、日本を、自然に、その姿のありのままを愛し、思い続けている心。
私は、夏に入って、数年ぶりに、白浜に海水浴&温泉に行った。
白浜は大阪からは全くの日帰り圏である事を再認識しながら。
白浜にはビジネス上も様々な思い出もあった。
親しかった東京の不動産鑑定事務所の同年の人間が、倒産した或る生命保険会社の日本中に在った不動産の鑑定と、処分の窓口を担当していた。
これ白浜、堺、新潟、これらの物件だけが売れ残った。
どうしても買ってほしい。
「ただでも要らない。田舎のオフィスビルを誰が借りてくれる?おまけに地方は固定資産税が馬鹿みたいに高いから、持っているだけで大きなマイナスに成る。…」。
根負けして購入した事が、10年前の、私の人生初めての大けがだった左足の踵の複雑骨折をもたらした。
ビルの横に在る水も流れていない、深さ1.8Mほどの堅牢なコンクリート製側溝に、大きなガスコンロを抱えたまま、ビーチサンダル姿で、踏み落ちたのである。
消防、警察の人たちに、そのままの姿勢で白浜はまゆう病院に担ぎ込まれた。
全治3か月以上の大けがだった。
私は、今は、全く運転をしない。
運転をしなくなってとても良かったと思っている。
帰りのJRが動き出した時である。
窓の外を観ていた私は気が付いたのだ。
私は「男はつらいよ」の全シリーズを何度も観ている人間である。
寅さんが観ていたのも、こういう風景だったのではないか。
決して豊かではないが、やたらに貧しいわけでもない、日本の地方の、実際の風景。
彼が、そこで見ていたものは、人間のはかなさだったのだな、と。
同時に、日本各地の山なみ、日本各地の森、日本各地の田畑、日本各地の海辺の光景と、そこに住む人たちの姿は、朝日新聞の論説員たちが書いている様なものでは全くない事に気づいたのである。
紛れもなく、ここには、人間の営みが在って、それは、彼等の異常で歪んだ思想などとは無縁の、人間の生きる姿であることに。
日本国民の在り様とは、東京一極集中を加速させている大きな因子であるメディアの人間たちの在り様とは全く無縁なのだと言っても過言ではないのである。
正業にも就かず、物事を批判することばかりを書いている人生であるだけではなく、何かにつけて、日本を批判し、貶める論説を書いているような人間たちで、日本国は出来てはいないことを、日本国民が知るべき時はとうにきているのである。
この稿続く。