ルーズベルト政権と親ソ派――対独ソ戦をめぐる米政権内部の緊張。

長谷川煕の論考をもとに、ルーズベルト政権内部に存在したマルクス主義的・親ソ的傾向と、独ソ戦勃発をめぐる米軍部の見方を検証する。ソ連の対外行動が米国世論と対ソ姿勢に与えた影響を明らかにする。

ルーズベルト政権内にはマルクス主義者かマルクス主義色の濃い親ソ派が少なくなかったが、
2016-12-15
以下は長谷川煕氏の渾身の論文の続きである。
文中強調は私。
ルーズベルト政権内にはマルクス主義者かマルクス主義色の濃い親ソ派が少なくなかったが、ソ連はナチス・ドイツに早々と敗北するとの見方が米軍部内には強く、それがルーズベルト政権の対ソ姿勢をかなり慎重にさせていたのではないかと思われる。
それに独ソ不可侵条約締結後のナチス・ドイツのポーランド侵略の時にソ連が、その不可侵条約の秘密取り決めなどに基づき、ポーランド東部を侵略して併合したり、フィンランドに侵攻したり、さらにはバルト三国も併合したりしていた状況も、米側一般の対ソ感情を相当に悪化させていた。
ソ連は、ルーズベルトが忌み嫌うナチス・ドイツと手を握っていたのである。
この稿続く

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