日本を押さえ込み、攻め入ろうとする国が現実に出現している

明治維新から150年の節目に、日本は再び外圧の現実に直面している。産経新聞元旦社説を通じて、祈りだけでは国は守れないという厳しい現実と、自衛隊・海保・警察・消防が支える日本の最前線の姿を描く。

当時の列強の組み合わせとは異なるものの、日本を押さえ込み、攻め入ろうとする国が出現している。
2018-01-04
以下は元旦の産経新聞の社説からである。
朝日新聞の購読者には極めて新鮮な論説に感じられるはずである。
この社説には、自虐史観や見せかけのモラリズム、或いは、有名人等を舞台回しにして、自国の首相を攻撃したりする悪質さは、どこにもなく、私たちが知らなかった事実を伝えてくれているからである。
繁栄守る道を自ら進もう
年の初めに
論説委員長石井聡
異例の新年である。
「戦後最大の危機」を抱えたまま、幸運にもこの日を無事に迎えることができた。
朝鮮半島をめぐる緊張がさらに高まる場面も訪れるだろう。
平和への願いは尊い。
だが、祈りだけで国や国民を守るのは難しい。
正月とはいえ、そうした状況に日本が置かれていることを忘れてはなるまい。
極東に浮かぶ島国が世界の荒波にこぎ出した明治維新から、150年という大きな節目に当たる。
当時の列強の組み合わせとは異なるものの、日本を押さえ込み、攻め入ろうとする国が出現している。
世界経済に目を向けると、座標軸はめまぐるしく変化している。
少子高齢化を切り抜けるため、有効な手立てが見つかったわけでもない。
難局を乗り越えて生存していくには、国も個人も自ら針路を決めなければならない。
その選択をためらっている暇はあまりない。
国防の最前線に立ち、最後の砦となる自衛隊に正月はない。
不審な船はいないか。
海面、海中に空からにらみをきかせる哨戒機P3Cは、原則として天候にかかわらず飛ぶ。
旅客機のような欠航はない。
その北端の基地が青森県八戸市にある。
1月の平均気温は氷点下だ。
この時期、八戸航空基地の隊員らにとって、任務の遂行は雪や凍結、時間との戰いでもある。
冬季には除雪隊を編成し、24時間体制で滑走路を維持する。
潤滑油は硬く、格納庫の扉は重く開かない。
準備を急ごうと機体を早く外に出せば、雪が降り積もる。
事故防止のため、雪は落とす。
作業は迅速かつ念入りに行うことが求められる。
基地の食堂では新年、「雑煮風」のメニューが出る。
だが、隊員らが家庭でおとそ気分を味わうのは難しい。
休暇は交代で取る。
正月休みは子供の学校が始まってから、という隊員が少なくない。
同じく海を守る海上保安庁の警戒活動も、途切れることはない。
警察、消防も同様である。
たくさんの人々に守られながら国民は平穏に正月を過ごす。
改めて感謝したい。
ためらわずに針路を取るには、指導者の明晰な決断に加え、建設的かつ合理的な立法府の議論が欠かせない。
遅滞や先送りは許されない。
この稿続く。

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