欧州を揺るがすフェイクニュース戦。—ロシア・中国メディアの情報戦略。

ヨーロッパで深刻化するフェイクニュース問題と、ロシア・中国メディアによる情報戦の影響を考察。
難民・テロ問題を巡る世論分断と自由主義国家の弱点を描く。

どこで知ったのと私が聞くと「ロシアや中国のテレビはそう言っている」と答える。
2018-01-10。
以下は前章の続きである。
ところでヨーロッパでは今、フェイクニュースが大きな問題になっています。
先日、ベルリンでの国際会議でその話題が出て、私はピンとこなかったのですが、当日の夜タクシーに乗ると、トルコ系の運転手が「あなたは知らないと思うが、2016年のベルリンのトラック突入テロはただの事故。それをテロと呼ぶのは、ムスリムを弾圧するためのドイツ政府の陰謀だ」とまじめに言うのです。
どこで知ったのと私が聞くと「ロシアや中国のテレビはそう言っている」と答える。
びっくりしましたが、そういうニュースを中ロのテレビが流しているとしたら、難民やテロの問題で、ドイツ国内の対立を煽るためでしょう。
厄介なことに、ドイツのような自由主義国家には言論の自由がありますから、フェイクニュースを簡単には取り締まれない。
そこを逆手に取られているわけです。
この稿続く。

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