消耗戦としての尖閣侵入――「平和主義」日本と中国の波状作戦

中国海警による尖閣領海侵入は常態化し、日本の主権は消耗戦の中で試されている。中国は既成事実を積み重ね、日本の施政権を空洞化させようとしている一方、日本は通常国家のような強硬対応を取らない。この不均衡が将来的な上陸の可能性まで示唆されている。2018年1月17日発信。

だが、わが「平和主義」日本はその種の断固たるふつうの国家の対応は一切、とらないのだ。
2018-01-17
以下は前章の続きである。
波状作戦
尖閣の日本領海に侵入した中国海警の艦艇は日本の海上保安庁の巡視船の退去の求めにも応じず、ゆうゆうと日本領海を数時間、巡航し、いかにも自分自身の判断で動くのだ、という様子で去っていく。
そのパターンの繰り返しなのだ。
そんな現象が続けば、日本側でも中国艦船の領海侵入を、なにかふつうのことのように認める傾向が強くなっていく。
ふつうの国家ならば、自国の領海へのこのような侵入があれば、主権の侵害だとして正面からその侵入艦艇と対決し、退去を求めるだろう。
応じなければ、武力を使っても撃退するのがふつうである。
だが、わが「平和主義」日本はその種の断固たるふつうの国家の対応は一切、とらないのだ。
中国側としては、いまやこの「日本領海内航行」を繰り返して、その違法の行動があたかも正当であるかのような実績を残すことに努めているようである。
日本の施政権をまったく無視した行動を続けるわけだ。
その間、日本の海上保安庁は人材や艦船の不足により、疲れ果てていく。
消耗戦なのである。
この消耗戦では、いまのところ中国側が艦船の数でも要員の数でも、はるかに優位に立っている。
アメリカ側の専門家の見解では、そんな中国海警の要員たちがあたかも自国領の島々に視察のために出向くように、尖閣に一気に上陸する可能性があるというのだ。
この稿続く。

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