真の国宝とは誰か—一芸を極めた者とテレビ時代の虚構

紅白歌合戦とテレビ文化への違和感の中で、筆者はAIによる美空ひばり再現プロジェクトと最澄の言葉に触れ、「真の国宝」とは何かを考察する。テレビ局やコメンテーターの空虚さと対比し、一芸を極めた人間の尊さ、日本の技術者と職人精神の価値を問い直す文明論的エッセイ。

一方、真の、一芸を極めた人間の存在を週刊文春新年特大号で知って私は溜飲が下がる思いがした。
2020-01-01
昨日発信した「美空ひばり」を観るために、昨夜は井岡の世界戦等を観ながら、紅白歌合戦を殆ど観ていたのだが。
あれは大晦日の恒例行事、お祭りのようなものだから、何も言う必要もないものであるとしても。
日本の音楽はあのようなもの(歌詞や響き)で良いのだろうかと感じながら観てもいた。
テレビのレベルが、そのまま日本の音楽に現れている事の危惧を感じていた。
私は、家族と一緒に、こたつで紅白を観ていた子供の頃を除いて、日本の歌謡曲を聴く事は全くと言って良いほどない。
今は20世紀から21世紀を代表するピアニスト達の演奏を毎日聴いている。
昨日は、時節に合わせて、カラヤンやフルトヴェングラー指揮の「第九」も聴いていた。
先日発信した「美空ひばり、新曲を歌う」を今夜の紅白歌合戦でも放映するという。
美空ひばりの歌声をAIで完璧に再生し、「あれから」という新曲を歌ってもらう試みである。
この試みが明らかにしている事は、それぞれの場所で本分を尽くしている日本人の男女を問わない素晴らしさである。
美空ひばりの発声を見事に再現したヤマハの技術者達、彼らがコンピューター上では完璧に再現したはずの歌声は彼女の歌声とは違う、と、全員が指摘する。
そこでヤマハの技術者たちは、金沢工業大学山田真司研究室に協力を仰いで美空ひばりの発声を解明するのである。
彼女はモンゴルの人たちの伝統的な歌唱法に共通する複雑な発声をしていたのである。
先日、朝から気持ちよく晴れていた時、突然、久しぶりに比叡山に向かいたくなった。
いつもと同様に比叡山坂本駅~ケーブル坂本駅~比叡山の道順である。
国宝根本中堂は御存知の様に修復工事中だったが中には入れる。
帰路の廊下の上に掲げてあるのが最澄の以下の言葉である。
伝教大師聖訓
国宝とは何ものぞ 宝とは道心なり
道心ある人を名づけて国宝となす
一隅を照らす
此れ即ち国宝なり
冒頭の試みに参加した人たちの全てが即ち国宝なのである。
一方、その正反対に居るのがテレビ局の報道部を支配している連中やワイドショーに出演しているコメンテーター達なのである。
彼らは国宝の正反対、国のがらくたなのである。
だから彼らにできる事は国に仇成すことだけなのだ。
例えば多くの女性コメンテーター達がいる…その数は世界最多である。
彼女たちは普通の労働者達には想像も出来ない程の高額の出演料を得ている。
楽屋に用意されている朝日新聞を読んで番組制作者達の意図通りにコメントをする。
ただそれだけで高額の出演料を得るのである。
それでいながら日本では女性が差別されている。
日本の女性は幸福ではない等と彼女たちはコメントするのである。
楽屋に用意されている朝日新聞を読んで番組制作者達の意図通りにコメントをする。
ただそれだけで高額の出演料を得るのである。
或る世界的に名前が売れた芸人などは「これまでに500億円は稼いだ」と自らコメントしていた。
彼らが私が言及し続けている月刊誌等を読んでいる事はあり得ない。
つまり彼らは真実は全く知らずにテレビ局の意向通りの愚かで浅はかな政治的なコメントをするのである。
何故ならテレビ局は彼らに高額な出演料を提供してくれるからである。
例えば、本当に愚劣な、野党と歩調を合わせた「桜を見る会」に対する批判を、その通り正しいものだとして、何の疑いもなく安倍首相を批判する。
彼らの様な人間達こそ「一将功成って国滅ぶ」の典型なのである。
そんなレベルの人間達が普通の労働者には信じがたい程の超高額な出演料を得ているのである。
テレビで瞬間芸を発揮する事は最澄が言った国宝の正反対のものだろう。
一方、真の、一芸を極めた人間の存在を週刊文春新年特大号で知って私は溜飲が下がる思いがした。
彼は真の意味で「一芸は万芸に通ず」の人間である事を再認識した瞬間でもあった。
前文省略。
スーツ姿で球場とは違う場所に突如現れたのは11月26日の夜だった。
オリックスの井上亮社長、三井住友銀行の高島誠頭取とともに公邸を訪れ、安倍首相と会食したのだ。
「実はイチローは安倍首相の応援団。13年2月の日経産業新聞のインタビューで『安倍首相のこと、メチャクチャ応援しています』『(アベノミクスは)わずかな時間でこの流れや結果ってすごい』『(安倍政権を)みんなで盛り上げていきましょう』などと語り、いつか会いたいと熱望していたそうです。ちょうど『桜を見る会』疑惑の最中でしたが、この夜も『野党やマスコミは酷い。米中貿易摩擦など、もっと重要な事が沢山あるのに』などと語り、安倍首相はご満悦でした」(政治部記者)
後略。

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