仁和寺で知った堂本印象の真価—写真家の眼が捉えた瞬間—

仁和寺の庭園撮影の中で偶然出会った堂本印象の襖絵。これまで関心のなかった画家の真価を、長谷川等伯を想起させる筆致から瞬時に見抜いた体験を記録する。京都の庭園と日本画、写真家の感性が交差する一章。

2015-12-30
私は堂本印象の絵に接する機会がなかったから、彼には全く関心がなかったのである。

昨日、久しぶりに仁和寺の庭園に入った。

仁和寺は高校生の時の修学旅行で来たのが最初。
今は、年に20回は訪れている。
庭園には時々入る。

私は周囲の人に言うのである。
京都の庭園等を撮らせたら私が世界一と言っても過言ではない。

何故なら、例えば天龍寺の庭園を年に60回も撮るような写真家はいないだろう。
などと言っている。

今回の仁和寺も今までの中でもとても良いものである。

私の撮影スピードも多分世界一だろう。

最後に内部の襖絵を見た時に、「あれっ」と思った。

長谷川等伯のような筆致の竹の絵があったからである。

ここに長谷川等伯があったかな、と怪訝に思って、説明文を見たら、堂本印象。

堂本印象美術館の前は、年間50回は通るが、一度も入った事はなかった。

私は堂本印象の絵に接する機会がなかったから、彼には全く関心がなかったのである。

だが、その絵で、瞬時に、私は、堂本印象は、やはりただものではなかった事を知った。

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