リスク回避で買われる日本円—世界三大通貨における日本の信用力—
世界三大通貨の一角である日本円は、かつての「有事のドル買い」に代わり、世界の投資家がリスク回避時に最も信頼する通貨となった。
円高は輸出に不利とされながらも、それは日本という国家の信用力の高さの証明でもある。
中国人民元が三大通貨となり得ない理由も、信用という観点から明らかになる。
ところが近年は、「リスク回避の円買い」と言って、みんなが日本円を買います。
2018-01-25
以下は前章の続きである。
世界三大通貨とは、米ドル、ユーロ、日本円のことです。
かつては「有事のドル買い」と言って、世界経済の先行きが怪しくなると、世界中の投資家はみんな米ドルを購入しました。
ところが近年は、「リスク回避の円買い」と言って、みんなが日本円を買います。
だからテロなどの先行き不安な事件が起きると、あっという間に円高になります。
確かに円高は、日本企業の輸出にとっては不利ですが、投資家が世界一信用できる国際通貨は日本円だと考えている証拠でもあるのです。
中国の人民元が三大通貨になれないのは信用がないからです。
日本が超大国であるという現実を少しは実感できたでしょうか。
この稿続く。