台湾と中国の関係を問い直す—歴史と現実から見た日台連携の必要性
石平は、日本が今後中国と対峙するためには台湾との関係強化が不可欠だと指摘する。
中華人民共和国は台湾を一度も統治したことがなく、歴史的・国際法的にも台湾は中国とは別の存在であると論じる。
日米台の連携強化こそ日本の安全保障に直結するとの視点を提示する。
中華人民共和国は1949年に設立されましたが、一度として台湾を統治したことはない。
2018-01-28
以下は前章の続きである。
日本はこれから中華帝国と対峙していくために、日本を守るために、今こそ、台湾との関係を強化すべき時なのです。
台湾が中国にとられたら、日本もその二の舞になる可能性が非常に高い。
アメリカも台湾との関係を強化していくと考えられます。
これから台湾旅行法を制定しようとしています。
今までアメリカ政府関係者の台湾訪問が制限されていましたが、これからは解禁されることになった。
日本でも、どんどん台湾と交流を進めるべきです。
台湾が孤立無援のままだったら、台湾も独立を守り続けることができない。
「広辞苑」は『虚辞苑』だ!
ところが、最近発売された『広辞苑』第7版には、「台湾」の説明が「中華人民共和国」の一部として表記されています。
確信犯的だと思いますが、まったく事実に反しています。
戦前までは、台湾は日本の一部だった。
ところが、日本が戦争に負け、大日本帝国は解体されました。
そのとき、台湾は置き去りにされたのです。
どこの国に属することになったわけでもない。
そこに目をつけた蒋介石をはじめとした中華民国政府が共産党軍に負けたことを契機に、台湾に乗り込んで、勝手に強奪したのです。
中華人民共和国とは、まったく関係がありません。
中華人民共和国は1949年に設立されましたが、一度として台湾を統治したことはない。
歴史的な経緯や国際法、あるいは、実効支配の意味からしても、台湾は中国とまったく関係がありません。
この稿続く。