名乗らぬ記者たち—官邸で露呈した新聞記者の旧態依然

首相公邸での取材後、朝日新聞記者とのやり取りから浮かび上がる新聞記者の無礼な慣習。
メディアの体質と時代遅れの取材姿勢を描いた一章。

仕事の場で会った他人に、自分はどこの何者かも告げないまま、いきなり相手の名前を尋ねる無礼が。
2018-01-30。
以下は前章の続きである。
公邸から首相官邸の庭を通って退出する際、われわれを追うように後ろからハタハタと走ってくる足音がした。
振り返ると三人の若い男性がいて、そのうちの一人がやおら、「どこの社ですか?」と訊いてきた。
官邸にいる記者だなとわかったが、私が黙っていると、花田編集長が自ら、「『月刊Hanadaです。こちらは有本香さん』と答えた。
それだけ聞くと、記者は黙って帰りかけた。
すかさず私が、「皆さんはどこの方なのですか?」と訊くと、「あ、朝日新聞です」と答えた。
イヤミなオバハンと思われることを承知で、彼らに、「最初に名乗ってくださればいいのに(笑)。後ろからいきなり迫ってきたから、ビックリしちゃった」と言い添えて、出ロヘと歩いた。
朝日に限ったことではないが、どうして新聞記者という人たちは相変わらずこうなのか、と思った。
いまどき、電話受付のオペレーターでも真っ先に自分の名前を名乗る。
仕事の場で会った他人に、自分はどこの何者かも告げないまま、いきなり相手の名前を尋ねる無礼が許されるのは、警察官を除けば新聞記者ぐらいのものだ。
この稿続く。

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