文科省文書の“正体”—備忘録メモが生んだ誤解と報道の責任

加計学園問題で決定的証拠とされた文科省文書は、実際には「著しく正確性を欠く個人メモ」と説明されていた。
しかしその性格は十分に報じられず、国民の間で正しく認識されていないと指摘する章。

この映像は夕方のニュースでわずかに流れた程度で、いまだにこの文書の性格は国民の間に認識されて。
2018-01-30。
以下は前章の続きである。
文科省文書の“正体”。
結局、この文書は、当時、義家文科副大臣が「著しく正確性を欠く個人の備忘録的なメモ」と私に説明したのが本当のところでした。
メモを指示した本人である文科省の局長も、「複数の人から言われたことを、〈萩生田副長官ご発言概要〉と題する一つの紙にまとめてしまった」という説明でした。
いったい何のためにそういうペーパーを作ったのかと訊くと、「省内をまとめるにあたって、文教族である萩生田さんが言ったことにすれば、みんなしょうがないと納得するから」だというのです。
これを聞いて、私も驚きました。
「言っていないことをあたかも本人が言ったようにまとめるなんて、文科省はそういういい加減な仕事をしているのか」と叱り、今後、このような文書を作成する際には、発言者本人に確認すべきだとも言いました。
また、松野文科大臣も会見で「不正確なメモが省内で共有されていたことで、萩生田さんにご迷惑をおかけした」と述べていますが、この映像は夕方のニュースでわずかに流れた程度で、いまだにこの文書の性格は国民の間に認識されていないのではないでしょうか。
さらに大きな問題なのは、この「萩生田副長官ご発言概要」なる文書について、私に直接取材に来たのは産経新聞ただ一社だったことです。
この稿続く。

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