蒋介石をけしかけて日本と戦わせた結果。スティムソン・ドクトリンが生んだ満洲・モンゴル・ウイグル・チベット問題。
2018年10月31日に発信した章の続編として、米国が蒋介石を対日戦争へと向かわせ、日本の兵力を中国戦線に拘束させた構図と、その見返りとして登場したスティムソン・ドクトリンの意味を論じる。
孫文の「五族協和」を根拠に、満洲・モンゴル・ウイグル・チベットまで中国領とみなす論理が国際世論の中で固定化され、日本が国際連盟脱退へ追い込まれた経緯を批判的に描いている。
2019-03-19
蒋介石をけしかけて日本と戦わせ、そのために日本は51個師団のうち40個師団を中国に足止めさせられた。
太平洋で英米蘭と戦ったのは、たった11個師団だった。
辛亥革命のあと、詐欺師、孫文が「我々は中華民国をつくって、満洲王朝の面倒を見る」と五族協和を言い出した。
と題して2018-10-31に発信した章が、今朝、検索数ベスト10に入っていた。
以下は前章の続きである。
それで行きつく先がどうなったのか。
クズ扱いしていた中国人を、太平洋戦争にかけてこの上ないほど持ち上げて利用した。
蒋介石をけしかけて日本と戦わせ、そのために日本は51個師団のうち40個師団を中国に足止めさせられた。
太平洋で英米蘭と戦ったのは、たった11個師団だった。
その見返りが1932年に出た「スティムソン・ドクトリン」だ。
日本の生命線は満洲だった。
中国は昔から万里の長城の内側が領土だったのを、満洲も中国領だと言ったのが、スティムソンだ。
辛亥革命のあと、詐欺師、孫文が「我々は中華民国をつくって、満洲王朝の面倒を見る」と五族協和を言い出した。
つまり、清王朝の版図、満洲もモンゴルもウイグル、チベットもそっくり相続したいという何の根拠もないホラ話だった。
誰も相手にしなかった。
そこにスティムソンが出てきて、孫文の遺言を引っ張り出した。
国際世論も反日だったから、それに乗る。
その結果、満洲は中国の領土になり、日本は中国の領土を勝手に侵したことになり、だから、不戦条約や9ヵ国条約にも違反していると。
日本は立つ瀬がなくなってしまった。
スティムソンの御託で、日本は国際連盟からも脱退しなければならなくなった。
中国には満洲やモンゴル、ウイグル、チベットに対して主権があると、アメリカが保証する形になってしまった。
河添。
ただし、中華人民共和国は当時、存在しないので蒋介石の中華民国政府に対してですね。
高山。
そう。
いずれにせよ、スティムソンのおかげで中国は万里の長城の外側、夷狄の地も俺のものだと言うようになった。
戦後のアメリカは、日本の再興を抑えることも兼ねて中国の領土保有を認めてきた。
中国が大きくなると、多額の認め料も徴収し出した。
ところが、今の中国は「俺たちが満洲もモンゴルもウイグル、チベットも持っているのはアメリカのおかげではない、昔からオレのものだ」とふんぞり返るようになり、トランプが「ふざけたことを言うな」と初めて否定に回った。
その最初の無効宣言が「台湾は中国のものじゃない」という主張だ。
この稿続く。