己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全てを仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。—官邸事故対応の本質は菅氏による人災である—
2019年3月10日付の本稿は、福島第一原発事故対応における菅直人首相の異様な介入体質と、官邸主導の失策の本質を厳しく告発する一文である。
マイクロマネジメントに陥った指導者が、専門的判断よりも瑣末な点に執着し、結果として危機対応を混乱させた実態を描き、これを明確に「人災」と断じている。
2019-03-10
己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。
それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。
これは菅氏による人災である。
以下は前章の続きである。
風評被害の発信源。
また、菅氏は民間事故調調査報告書によると、第一原発の非常用電源であるディーゼル発電機が壊れ、代替バッテリーが必要と判明した際、異様な行動をとった。
自分の携帯電話で担当者に「大きさは」「縦横何メートル」「重さは」などと直接質問し、熱心にメモをとっていたのだ。
政府関係者によると、普通の政治家ならばまず「その事態にどう手を打つか」を考えるところを、菅氏は「なぜディーゼル発電機が壊れたか」に異常に関心を示し、議論がなかなか進展しなかったとされる。
当時、ある警察庁関係者は、最高指揮官の類型として①有能有為②無能無為③有能無為④無能有為―の四パターンを挙げ、こう言い切っていた。
「菅首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。
無能なのに、できもしないことをやろうとする最悪のパターン、無能有為型だよ。
これが一番、始末に悪い」
無能であるにもかかわらず、部下の業務を過剰に管理・介入したがる悪しき「マイクロマネジメント」の典型がここにある。
己の限界も足らざるところも知らぬ半可通が全て仕切ろうとし、必然的に多くの失策を犯した。
それが官邸の事故対応の本質だったのだろう。
これは菅氏による人災である。
この稿続く。