朝日新聞がなければ慰安婦問題はここまで拡大しなかった。韓国と朝日新聞の酷似した手法を衝く。

2019年3月1日に発信した本稿は、産経新聞の阿比留瑠偉氏の論考を踏まえ、韓国と朝日新聞が、日韓間の対立において極めてよく似た手法で論点のすり替えと印象操作を繰り返してきたと論じるものである。
とりわけ慰安婦問題については、朝日新聞が吉田清治証言を執拗に報じ、日本政府の謝罪を引き出し、結果として問題を既成事実化させた責任は極めて重いと指摘している。
さらに、レーダー照射事件に見る韓国の論点ずらしと、朝日新聞の社説に見られる主張の後退とすり替えが酷似していることを明らかにし、朝日の報道姿勢こそが日韓関係悪化の大きな要因だったと結論づけている。

2019-03-01
朝日は解説記事で、人ごとのように日本の過去を批判するくらいなら、むしろこう書くべきではないか。
「そもそも元慰安婦の問題は、朝日の報道がなければ起きなかったこと」

阿比留瑠偉氏が現役の新聞記者=ジャーナリストとして日本最高の見識を持った数少ない記者の一人である事は何度も言及してきたとおり。
以下は昨日の産経新聞に掲載された彼の論文からである。
*~*は私。
韓国と朝日新聞 酷似する手法。
見事な連係プレーだと感心した。
朝日新聞と韓国のことである。
朝日は23日付朝刊の解説記事「いちからわかる!」欄で、1919年に日本の朝鮮半島統治に抵抗して起きた「三・一独立運動」についてこう断じていた。
トス&アタック。
「そもそも元徴用工や元慰安婦の問題は、日本の統治がなければ起きなかったこと」
すると韓国紙、中央日報一日本語版は25日、この部分を含めて朝日の記事を抜粋した「朝日新聞『日本の統治がなければ徴用工・慰安婦問題おきなかった』」との見出しの記事を配信したのである。
とっさに、朝日が上手にトスしたバレーボールを、韓国がきれいにアタックする場面が目に浮かんだ。
両者は両国間に問題が生じ、韓国の対日批判が強まるのは日本が悪いという論を、助け合って補強している。
だが、本当にそうだろうか。
筆者は数年前、在原業平の和歌をもじってこんな駄歌を詠んでみた。
世の中にたえて朝日のなかりせば。
日韓関係のどけからまし。
本歌の「桜」を「朝日」に、「春の心は」を「日韓関係」に置き換えたものだが、実は本気でそう考えている。
日韓関係がここまで悪化したのは、慰安婦問題に火をつけ、朝鮮半島で女性を強制連行して慰安婦にしたという吉田清治氏の虚言を18回も執拗に記事にして、世界に広めた朝日の責任が大きいはずである。
間違った記事前提に。
朝日は宮沢喜一首相(当時)の訪韓直前の平成4年1月、「慰安所 軍関与示す資料」という記事を1面トップで掲載し、後に誤りだと判明する次の記述がある解説記事を併載した。
「約8割が朝鮮人女性だったとされる」
「朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した」
「人数は8万とも20万ともいわれる」
いずれも根拠のないデタラメだが、動揺した宮沢内閣は加藤紘一宣房長官(当時)が「おわびと反省」の談話を出すなど事実関係を調べもせずに謝った。
海外では日本政府が強制を認めたと報道され、訪韓した宮沢首相も8回も謝罪する。
朝日の間違った記事を前提に政府が謝罪を重ねたことで、問題は既成事実化されてしまったといえる。
問題のすり替え重ね。
海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射事件で韓国は、照射は哨戒機を狙ったものではないと否定し、それも難しくなると今度は哨戒機の低空飛行は威嚇行為だと問題をすり替えた。
この韓国の手法も、慰安婦問題をめぐる朝日社説の主張とよく似ている。
*これは、具眼の士である日本国民全員が阿比留氏と同様に考えていた事である。*
4年1月12日付社説「歴史から目をそむけまい」では、強制連行を事実として断言していたのに、5年3月20日付社説「日本の道義が試されている」では強制連行説が旗色が悪くなってきたため、強制連行はあっただろうとの推測にさりげなく後退させた。
9年3月31日付社説「歴史から目をそらすまい」では、強制連行の有無は問題ではないとすり替え、26年6月21日付社説「問題解決の原点に返れ」では強制連行自体に触れていない。
そして同年8月5日付の1面論文では、焦点は女性の人権問題だとはぐらかすに至る。
初めに自分たちが何を問題とし、どんな議論を展開し、どう日韓関係に影響を及ぼしたのかは無視した形である。
朝日は解説記事で、人ごとのように日本の過去を批判するくらいなら、むしろこう書くべきではないか。
「そもそも元慰安婦の問題は、朝日の報道がなければ起きなかったこと」
(論説委員兼政治部編集委員)

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