大阪城桃園から京都府立植物園へ|快晴の一日が導いた花々と小鳥たち、そして新たな音楽への予感

2026/3/21。
先日来、久しぶりに撮影したいと思っていた大阪城桃園へ、午前中のうちに向かった。
快晴の空の下で大阪城を撮影していた私は、その時、大阪人にとって大阪城とは富士山なのだという事に気づいた。
それは、単なる名所という以上に、この町に生きる人々の心の中にそびえている象徴なのである。
そしてまた、その澄み切った光の中で、雪柳が最盛期に近づいている事にも気づいた。
私は即座に、次に向かうべき場所を京都府立植物園に決めた。
このような快晴の日に、昼食に長く時間を費やすのは惜しい。
環状線の一番前に乗れば梅田グリーンシティへ出られる。
吉野家で牛丼を食べる事に決め、その前に、原広司の最高傑作を、雲一つない空の下で撮影した。
植物園に着くと、雪柳は咲き始めだったが、早咲きの桜はほぼ満開だった。
その内の一つで、私は早速、メジロに遭遇した。
この日の本来の目的は桃だった。
だが、途中の椿園が、久しぶりに目を見張る美しさを取り戻していた。
かつてここは寒椿の名所であり、その華やぎは薔薇にも劣らぬ程だった。
ところが近年は、何故かその面影を失っていた。
それが、3月21日だというのに、以前を思わせる程に咲きそろっていたのである。
しかも係員の説明では、梅もなお十分に見応えがあるという。
私はそのまま梅林へ向かった。
その先には、高価な望遠レンズを構えたおじさん達がいた。
私は即座に、カワセミがいると察した。
やはり、いつもの枝にいた。
私は今は望遠レンズを使わず、後でトリミングするつもりで瞬撮した。
流石に、トリミング後の像はジャストピントではなかった。
桃はまだこれからだったが、早咲きの桜は園内のあちこちで咲き誇っていた。
本作品には、バッハ《平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調 BWV846》グレン・グールド、そしてリスト《「ドン・ジョヴァンニ」の回想》オグドンを使用する。
2024年3月、黒木雪音による《くるみ割り人形》間奏曲が、私のハートを直撃した。
以来、私は彼女の演奏会を聴くために、高知、高松、金沢へと遠征してきた。
先日、夏帆とのデュオ・リサイタルで、私は五十嵐薫子を初めて聴いた。
先ず驚いたのは、彼女が《イタリア協奏曲》を、私が予想していたリヒテル風ではなく、グレン・グールドを思わせる方向で弾いた事である。
そして夏帆との協演は、まさしく歴史的な名演だった。
凄かったのである。
例えるなら、ハイフェッツとグールドが協演していたかのようだった。
全く予定外の事だったが、彼女の告知を見た私は、遠征を決意した。
本作品は、その予習の一部として作成した。

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