Albert d’Anethan男爵の慧眼とベルギーの矜恃—中国のブラック・プロパガンダを再び見抜けるか

ベルギーの在日特命全権公使Albert d’Anethan男爵が、日清戦争期の対日ブラック・プロパガンダを見抜いた史実を通して、中国の情報操作と欧州の人権意識を問う論考。
現代ベルギーと欧州が、パンダ外交の背後にある中国の蛮性と人権弾圧を見抜けるかを鋭く問う一篇である。

2019-04-14
しかし、ベルギーはブラック・プロパガンダに惑わされなかった在日特命全権公使Albert d’Anethan男爵を輩出した国…人権弾圧に敏感な現代欧州の矜恃が見たい。

Albert d’Anethan男爵は1893~1910年の長きにわたり日本に滞在した。
と題して2019-03-20に発信した章である。
以下も先日インターネットで発見した論文である。

ベルギーのAlbert d’Anethan男爵。

2014-04-11
昨日のニュース記事のアップですが、最後のほうをよく読んでいなかったのでもう一度アップし直しました。

中国の野蛮な性質をベルギーは再び看破できるか。
2014.4.10 msn産経ニュース

《パンダ》の語源は、国際世論の誘導も意味する《プロパガンダ》ではないかとの思い込みを持った。
中国の習近平国家主席(60)が欧州歴訪中の3月末、ベルギーで見せつけた《パンダ外交》は、そう誤解するに十分不気味だった。
事実に基づく情報を源とする“善玉”を《ホワイト・プロパガンダ》、偽情報を潜ませる“悪玉”を《ブラック・プロパガンダ》と呼ぶ分類が、余計に黒白のspottedが特徴のパンダを想わせる。
日本も経験済みだが、愛くるしいパンダは中国を身近に感じ、平和的印象を勝手に醸成してしまう。

しかし、ベルギーはブラック・プロパガンダに惑わされなかった在日特命全権公使Albert d’Anethan男爵を輩出した国。
今一度、パンダの後ろに隠れ、少数民族を虐殺し、自国民の自由を奪う中国の蛮性を看破してもらいたい。
人権弾圧に敏感な現代欧州の矜恃が見たい。

Albert d’Anethan男爵の慧眼。

Albert d’Anethan男爵は1893~1910年の長きにわたり日本に滞在した。
その間、日本人の性行・性向を完全に見極め、信頼。
日清戦争(1894~95年)中、大日本帝國を国際的孤立の危機に追い込むブラック・プロパガンダに惑わされぬ慧眼を備えていた。
危機は主に、米紙の捏造記事拡散に因った。
旅順軍港占領時、「帝國陸軍が清帝國の非戦闘員・婦女子・幼児ら6万人を虐殺。逃げられたのは36人のみ」と報じたのだ。
帝國陸軍の軍紀を把握する男爵は、旅順の面積や人口に鑑みても、6万人という数字に明らかな胡散臭さを直感したに違いない。
調査を始め、本国に報告書を送る。

《日本は傷病者に配慮し、赤十字は皇后陛下の後援のもとで完璧なまでに仕事を遂行し(陸戦での傷病者保護を目的に、日本も1886年に加盟した)ジュネーブ条約は遵守されている》

《その場に居合わせたフランス武官ラブリ子爵より直接聞いたところ、殺されたのは軍服を脱いだ兵士で、婦女子が殺されたのは真実ではない。住民は占領前に避難し、残っていたのは兵士と工廠の職工だけ。日本兵は無残に扱われた戦友の死骸を見ながら、何とか敵を捕虜にするだけにとどめた》

清國軍将兵は帝國陸軍将兵を殺し、遺体を切断して木や軒先に吊した。
確かに、帝國陸軍将兵は陵辱への激昂を引きずりつつ戦を続けた。
この稿続く。

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