仁和寺の御室桜 2022/4/10|青空の下に満開となった記録的な春の記念碑|サン=サーンスとフォーレ
2022年4月10日。
私は、仁和寺の御室桜が、青空の下で満開となったその姿を撮影した。
この日の光景は、私にとって、単なる春景ではない。
記録的であり、記念碑的であり、後年に振り返っても特別な意味を持ち続ける一日である。
この時期は、なおコロナ禍の影響の中にあった。
しかし、そのことが逆に、通常では考えにくいほど快適な撮影環境をもたらした。
人の流れが抑えられたことで、御室桜の持つ本来の静けさと格とを、より深く見つめながら撮影することができたのである。
青空。
満開の御室桜。
仁和寺という特別な場が湛える時間の厚み。
それらが一つに重なった時、この日の光景は、単なる名所の記録ではなく、春そのものの記念碑として立ち現れた。
音楽には、サン=サーンスとフォーレを用いた。
その気品と抒情は、御室桜の静かな華やぎと、春の光の中に宿る時間の気配に、深いところで響き合っている。
私は、この日の仁和寺の御室桜を、一篇の映像詩として、世界中の人々に贈る。