朝日が増幅した歴史の虚構と、自虐史観に依拠する学者たち
2019年5月16日に書かれた本稿は、南京大虐殺報道、本多勝一、ジョン・ダワー、添谷芳秀、後藤乾一、林博史らをめぐる言説を取り上げ、朝日新聞が戦後日本に自虐史観を浸透させ、日本人の自信と自立心を奪ってきたと厳しく批判する論考である。
2019-05-16
対談中に取りあげた脂肪瘤を60年前のコブだと言い張る記事も、本多勝一と同じ、日本は残忍だと書きたいための見え透いたウソだ。
以下は前章の続きである。
南京大虐殺も、日本人はこれほど残忍だった証拠だと本多勝一に書かせた。
米国人とシナ人の合作した大嘘を、本多勝一が増幅したわけだが、天声人語は2017年になっても「日本軍が南京で多くの中国人を虐殺したのが80年前の今月。記憶することの難しさと忘却することの危うさ」と書く。
この筆者は、執筆前に自社の調査部に行くべきだった。
そこには南京入城から部隊とずっと行動を共にしていた先輩記者の現地報告があり、80名を越える先輩カメラマンや記者が日々撮影し続けた南京市街の写真がある。
本多が書き換える前の、真実の写真の解説文がある。
蒋介石車の恐怖から救われた市民の笑顔ばかりで、虐殺を報じたものなどない。
なぜこんなところから大虐殺の話が出るのかと疑問に思うはずだ。
何といっても、現地に一番多く記者を派遣していたのは朝日だったからである。
彼らが目撃していたものこそ、真実だ。
対談中に取りあげた脂肪瘤を60年前のコブだと言い張る記事も、本多勝一と同じ、日本は残忍だと書きたいための見え透いたウソだ。
戦後に取り入れた自虐史観を規範として崇めつつ、善悪の判断は所属する朝日の規範が優先するから、「日本軍が悪い」ことさえクリアしていれば、事実かどうかは関係ない。
ここまでくると、もはや確心犯である。
そんな朝日が好んで使う学者がいる。
例えば対談でも触れたジョン・ダワーだ。
ダワーこそ歴史を都合よく書き換えて、日本が悪かったことにしたいアメリカ人の代表だ。
日本はなぜ戦争をしたのか。
アメリカが仕組んで真珠湾に突っ込ませた経緯について、ダワーは『敗北を抱きしめて』の冒頭で大略次のように書いている。
「日本人は驚くほどの勢いで白人文明を身に着け、発展したが、ある日突然発狂して残虐になり、性格も豹変して、侵略を始めた」。
冗談ではない。
白人の上から見下す白人優越意識にはうんざりだが、そもそもなぜ発狂したのか、その理由はこの本をずっと読んでも書いていない。
せいぜい出てくるのは、『人種偏見』という本の中で、日本人は白人国家のクラブから追い出されたからだ、つまり白人になれず、クラブへの参入を拒否されたために、おかしくなったという。
とんでもない。
戦前の日本人が白人になりたいなどと求めたことは一度もない。
人種平等は唱えた。
人種の壁があることに異議を申し立てたのであり、白人クラブに入れてくれとご機嫌伺いしたり、準白人扱いしてくれと言ったことなどない。
そんな邪推をあえてするジョン・ダワーは、いかに卑屈な人間かお里が知れるが、それを重用するのが朝日だ。
ダワーと同じくらい朝日が好んで使うのが、慶応大学教授の添谷芳秀(国際政治学者)だ。
最初は日経新聞に99年6月に出ると、すぐに朝日新聞に気に入られ、登場するようになった。
書くことは同工異曲で、日本は大国でなくていい。
二流国でよく、大国である中国の下について助けろという。
なぜか。
戦後日本外交の起点には、「侵略戦争の歴史に対する深い自省があった」という。
その認識を前提に、償いをし続けるべきだから、と書く。
社民党や立憲民主党と同じ自虐史観の持ち主で、やはりアメリカ留学帰りだ(ミシガン大学大学院)。
他の学者に、早稲田大学名誉教授の後藤乾一がいる。
1986年に、日本軍がスマトラ島で要塞を作り、完成後に機密を守るため、作業に従事したインドネシア大労働者3000人を穴に突き落として虐殺した、と発表した。
当時の関係者によれば、作業したのは要塞ではなく防空壕であり、工事中は一人の死者もなく、作業に従事した労務者達には日当が支払われた。
そしてその作業従事者も生きていて証言してくれた。
後藤はこれとは別に99年8月の朝日新聞で「過酷な戦時支配の歴史」と題し、東ティモールで島民約4万人の死者が出たと発表。
現地の人口構成がいびつになっているのは日本軍が殺したせいだと主張した。
あるいは関東学院大学教授の林博史は、日本軍はマレー半島でマレー人の赤ん坊を放り投げて、銃剣で刺したという作り話を広めた。
彼らの主張の問題は、米国製の嘘と同じで、日本人の自信を喪失させ、白分たちは二流でいいと思い込ませ、何十年経とうとも侵略戦争の罪を償うべきだと洗脳し続けることで、自立する力を日本人から奪おうとしている。
だが、70年間も同じことをやり続けていると、さすがに飽きられてきた。
読者が朝日のやり方についてこない場面が増えてきた。
安倍政権の大きな成果だ。
この稿続く。
