日本対白人国家プラス支那――近代史の伏流と満洲をめぐる対立構造。
満洲経営、リットン調査団、白人植民地帝国主義、日本の戦争観、そして先の大戦へ至る国際対立の深層を論じた一篇。
日本をめぐる近代史の本質を、日本対白人国家プラス支那という構造から捉え直し、戦後秩序の皮肉を鋭く抉る論考。
2019-06-18
その伏流を見落とすと、近代史は見えてこない。
日本対白人国家プラス支那という対立構造ができ、先の戦争が起きた。
私は以下の本から、これまで紹介した章の全てと以降に紹介する全ての章を米国の大学で教授をしているという信じ難い低能にして最低で悪質な下種女郎であるアレクシス・ダデンに特に届ける。
以下は前章の続きである。
日本は19世紀末に世界に見参した。
そしてハワイ王朝を乗っ取った米国に軍艦を出して抗議し、その翌年には支那と戦ってこれを倒した。
そしてその10年後には白人国家ロシアを倒し、さらにその10年後の第一次大戦では白人の叡智の象徴である航空機を持つドイツに彼らの3倍の航空兵力で戦いを挑んでやっつけてしまった。
しかも日本が戦う戦争は彼らの常識にない純粋さがあった。
さらに衝撃だったのが日本の経営する「植民地」の姿だった。
とくに満洲だ。
リットン調査団は英国の元インド総督ビクター・リットン、フランスからはアルジェリア統治に関わったアンリ・クローデル植民地軍総監、ドイツからは独領東アフリカ総督(インリッヒ・シュネーら「搾取する植民地」のベテランが満洲を見た。
そして驚いた。
国際連盟規約20条に「遅れた地域の民の福利厚生を図るのは(先進国の)神聖な使命だ」とある。
しかし現実は後進地域の民の愚民化を進め、米英は支那、マレーシアに、フランスはベトナムに阿片を売り付け、ひたすら搾取してきた。
しかし満洲では肥沃な大地の実りと地下資源を背景に学校が作られ、ユダヤ人スラブ人も含めた多くの民族が日本の指導のもとで自由と豊かさを満喫していた。
植民地搾取のベテランたちは満洲自体が彼ら白人の植民地帝国主義への告発に見えたのだろう。
国際連盟への報告書は日本を放り出し、満洲は白人経営でいただきましょうという趣旨で貫かれている。
奴隷をもち、残忍な戦争をし、掠奪と強姦を喜びにしてきた国々にとって掠奪も強姦もしない、奴隷も植民地ももたない日本は煙たいどころか、存在してもらっては困る国に見えた。
その伏流を見落とすと、近代史は見えてこない。
日本対白人国家プラス支那という対立構造ができ、先の戦争が起きた。
日本を制したのが中でも最も邪悪な米国であり、その米国がいま丸腰日本の保護者となっているのは歴史の皮肉というより、もはやたちの悪い冗談でしかない